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押すな押すなと言われると押したくなるのはなぜ?
こんにちは!
こしあんです。
あなたは子どもの頃、よく親に「勉強しなさい!」と言われていましたか?
こう言われて「よっしゃ!やってやるぜ!」とやる気を出す子どもの話を私は聞いたことがありません。
多くの人は渋々やっていたのではないでしょうか。
人っていくつになっても強制されることが嫌いですよね。
子どもでも大人でも反発します。
この「強制されるとやりたくなくなる」という心理を「心理的リアクタンス(Psychological Reactance)」と呼んでいます。
この反応は特に強制される内容は関係が無いと言います。
「ゲーム禁止!」と言われればしたくなり、「片づけなさい!」と言われれば散らかしたままにする。
「人に親切にしなさい!」と言われればその行為が嫌だと感じる。
一見、ただの天の邪鬼のような反応ですが、命令されればイラっとするのが人間です。
人は基本的に「自分の事は自分で決めたい」と考えています。
たとえば仕事であと10分で帰れるという場面で、「今日は全員1時間残業してください」と言われると「帰る気満々だったのに、、、」とやる気が出ませんよね。
仕方なく仕事をするかもしれませんが、不機嫌になったり、嫌々作業をしていることを周りの人が感じ取れば、いい雰囲気にはなりません。
このような状況はあなた自身の評価が下がってしまう可能性もあります。
それってもったいないですよね。
「アイツに頼むと面倒だ」と思われれば仕事を回してもらえなくなります。
もちろん、「自分の仕事は終わっているので定時で帰ります」と言える鋼の精神がある人は気にする必要はないのかもしれません。
ただ、多くの人は「残業してもいいけど、出来れば定時で帰りたいな~」と仕事をしていくか、それとも帰るかという間で葛藤があると思います。
そんな時どうするのか?
最初にも言いましたが、人は自分の事は自分で決めたいと考えています。
自分を納得させる簡単な方法がひとつあります。
それは「自分自身に選択肢を与える」ということです。
たとえば、残業しなければならないといった場面で、
・「あと1時間、上司の予想を上回るスピードで仕事をする」
・「とりあえず、言われた範囲の仕事を終わらせる」
といった選択肢を自分に与えます。
どちらを選んでも構いません。
大切なことは自分で選んだという事実です。
こうすることによって心理的リアクタンスが弱まると言います。
恐らく「自分で決めたことだから」と納得できる部分ができるからではないでしょうか。
これは人にお願いするときも同じです。
相手に選択肢を与えることで納得してもらえる可能性が高くなります。
「押すな!」と言われるよりは「押しても、押さなくてもいいですよ」と言われる方が反発する力は弱まります。
もし誰かに「○○してください!」と言われて嫌だなっと感じたら、自分に選択肢を与えてみてください。
そうすれば、少しは納得して仕事に取り組むことができるかもしれません。
今回はここまで
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最後までお読みいただきありがとうございます。
それではまた次回お会いしましょう。
※この記事は読んだ本をもとに考察し、私の経験したことなども踏まえて書いています。
そのため、参考にした本とは結論が異なる場合があります。
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