モチベーション管理は誰の責任?
こんにちは!
こしあんです。
あなたがもし会社の経営者だとしたら、社員のモチベーションを上げるためにどんな取り組みをしますか?
給料を上げたり、福利厚生に力を入れたりとインセンティブ(目標を達成するための刺激)となりそうなものをいろいろ用意するかもしれません。
経済学者などは特にモチベーションを維持しようとする際、このようなお金や休みといった方面からのアプローチが大切だと感じています。
しかし、心理学者はアプローチの方法がちょっと違うようです。
今回は、そんなモチベーションを保つためにやっていることが、実はやる気を起こすどころか失くしてしまう方法を私たちはとっているのでは?という話をしていきます。
【どこにアプローチするのか?】
ロチェスター大学の二人の心理学者、エドワード・デシとリチャード・ライアンのライフワーク「自己決定理論」というものがあります。
これは、私たちは多くの場合、「自分の行動が生む表面的な結果ではなく、その行動によってもたらされる内面的な楽しみや意義を動機として決断を下す。」というもので、二人はこの現象を「内発的動機づけ」と名付けました。
簡単に言えば、自分の中から沸き上がってくるもので、「楽しいから」「面白いから」「やりがいがある」といった理由でやっているあなたの内側にある動機ですね。
そして人は「有能感」・「自律性」・「関係性(人とのつながり)」の3つが満たされるときに限り、内発的動機づけを維持できるとしています。
たとえば、給料が上がったり、昇進したり、営業職で「ノルマを達成できて、いい給料をもらっているし、贅沢もしている」というのは自分の行動が生む表面的な結果です。
つまり、仕事を頑張ってお金をたくさん稼いでいる。
言い換えれば、お金を稼ぐために仕事を頑張っている。
とも言えます。
こういう「外発的動機づけ」は最初の行動を移す段階なら効果はあります。
しかし、この動機づけではモチベーションの維持が困難です。
ここから先は
¥ 280
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
いつも温かいサポートありがとうございます。 いただいた資金は次の活動のため、主に本を買うことに使わせていただきます。 そして、それを元にまたどんどん情報を発信していきます。