備えあれば憂いなし。もしもの時のために【応急手当講習】
【応急手当普及員認定証】
というものがある。
お住まい、もしくは勤務先のある消防局に行って、
3日間研修受けて、テスト受けたら貰える。
講習料は、無料。
テキストと備品(?)が必要で、それは実費(会場で販売してくれる)。
もしくは、どっかから調達できれば、それでいい。
どんなものかというと?
AEDの使い方とか、人工呼吸、応急手当の仕方とかを学んで、
それを人に教える(普及する)ことができるレベルの知識を
身に着けましたよ、という認定してくれるもの。
これを、数年前、入手した。ω、
もう、物心ついたころから持ってる
脅迫概念ともいえるべき感覚で、
『知ってさえいれば対応できたのに、
それを怠って、
大事な人(もしくは知り合い)が
目の前で苦しんでるのをただただ見てるしかない』
という状況に陥ることが、とーっても嫌。
(多分、過去世のどっかで、そういう目に合ったんだと思う。;)
世の中、知ってれば対応できることって、
わんさかある。
その一個が、こういう応急手当の方法を知ること。
(ほいで、知ってたら、そういう状況に陥ることも(少)ない気がする)
最初は、ただ単に『AEDの詳しい使い方教えてもらおう』
って思って調べたら、
テキスト代だけで、結構色々教えてもらえるという。
しかも、引退(?)した、元現役(ややこしい言い方。笑)の
消防署の元お兄様がたから色々教えてもらえるという。
『これを逃す手はないっ!』とほくそ笑んで、
予定を調整して参加。
蓋をあけてみたら、そんな奇特(?)なヤツは、
私しかいなかった。。。(なんで?)
他は、『仕事の関係で、必要で』という人が大半。
会社員だったり、個人で仕事してる人だったり。
まー、仕事って、『自分だったら選ばない仕事』を振られて
『あー、こんなのものあるんだ』て知る機会を与えてもらえる場
でもあるので、言ってみれば、王道の方たちばかりだったわけだが。
そんな中で、自己紹介(正直に↑言った)の時から、
ある種、浮きまくる。汗
講習の中で、一番楽しかったのは、
三角巾の使い方を教えてもらった時。(←そこ??)
布一枚で、色々出来るって、やっぱすごいわ。
苦手だったのは、
ろーるぷれい。。。
しかし、これは、認定試験の項目の一つなので、
逃げようがない。
で、『普及員認定』のためなので、
当然(?)プレゼンもある。
避けられない道なので、
なんとか熟す。
なんだかんだありながら、
無事、試験をパスし、認定証を頂く。
(ちなみに、認定証は、期間が定められてるので定期的に更新が必要)
ぶっちゃけ、AEDの使い方とか、
動画で色々公開されてると思う。
仕事で必要と決まってるわけでもない。
でも、わざわざ、受けに行った。
それはやっぱり、経験に勝てるものはない。
って思ってるから。
実際に現場で働いて(るor)た人の話が
体験談として聞ける機会だと思ったから。
講習で、教えてもらえるのは、セオリー的なもん。
でも、現場なんて、それこそ、想定外の宝庫。
その話を聞かない手はない。
というわけで、ここぞとばかり
貴重なお話を根掘り葉掘り(?)伺う。ω、
自分の知的好奇心を満たして満足してるとこに、
最後に、講師の方が、こうおっしゃった。
『(女の人は特に)まったく知らない人に対して、
自分が人工呼吸(マウスtoマウス)してまで助けようとしなくていい。
それは、救急隊員とか、任務でしてる人の仕事。
助けを呼ぶ、AEDを探してくる。
それだけでも、充分。
いざという時、自分に近しい人に何かあったとき
助けられるようであればいい』
といった内容の話をしていただき、
改めて『自分の感覚は、合ってたんだな』と思う。
ちなみに、
『応急手当習いにいったー』
って話をすると
『じゃ、もしもの時は、助けてもらおう』
と、もしもの時を想定する人がいる。
そんで、大体、そんな、近しい人じゃない。
『。。。(いや、知らんから。倒れる前提?)』
とか、こっそり心の中でつぶやいているのは、
ここだけの秘密。ω、
願わくば、こんな知識や技術を使う日が、
やってきませんように。
世の中が平和でありますように。