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男なんだから、女なんだから○○なんだからとかやめてほしい。

男らしさ、女らしさ。

その他人が求める理想の人間像の推し付けられ方には、自分も息苦しさを感じていた。

だがしかし、そういう自分も男はこうあるべき、女はこうあるべきの理想がないわけじゃなく求めていた節はある。恥ずかしい限りだ。

小さい頃から気になっていたセリフ。テレビのドラマやアニメでも、聞く昔からある男性への縛りのような言葉。

男は涙を見せない、泣いてはならない、みっともなく泣くななど。

悲しい出来事をまるで気合いでどうにかしろ、と言わんばかりにやめさせようとする。

感情の一部を恥だと言って侮辱のように扱う。そして、女は泣いてもいいの?みっともなく泣いていいの?のような反発も出てしまう。

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正直、部活で水を一切飲んじゃダメと同じくらい意味が不明だ。

しまいには泣かれるのが鬱陶しいのか、逆ギレまでされ力づくで止めようとすらする。優しく支えてあげようなどという気持ちが無い、人間がまるで出来ていない大人なんだろう。

わーんわーんと轟音のように部屋中に響くほどの大声で泣き叫ぶ子供に、他対抗するかのように「うるせぇ!」と反撃する余裕のなさ。

自分も泣いて叫ぶ子供と同様に叫び怒ることでしか感情を訴えられない未熟者のくせに、大人ぶるんじゃない。

男の子なんだから泣かないのを受け入れてしまったのが、その未熟者の末路なんじゃないのか?

訴えたくても誰にも相談できずに、自分が我慢することが人に迷惑をかけないと黙っていたのが、つい反動でそうなってしまったんじゃないのか?

などと、男なんだからという謎理論で押さえつけられたのが原因もあるのだろうと叫んでいる「おっさん」を見て、ただの頭のおかしい中年って見るだけなら簡単だが、その奥にはそういった押さえつけられた過去があるんだなと、考えるようになった。

それもこれも最近のジェンダーがどうたらって訴えるからだ。

男女平等を訴えるならともかく、女性らしさを求めると男は「こうあるべき」の現在進行形か二の舞を踏むだけじゃないか?と、ABEMAの出演した政治家のマニフェストを訝しむように見ていた。

30代後半や40代などが犯す事件が多いのは、そういった○○だからという昭和の教えが今にあっていないから起こりうる事件じゃないかと、感じることもある。

それが決定的だとはまず言えない話だが、メディアを見た視聴者ただのサイコパスで終わらせる話なら、いつまでも解決しないだろう。


あまり、プレッシャーかけても誰も得しない。

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