デザイン徹底解析『伝わる図解化』 #デザボン
情報を「わかりやすく伝える」ということを考える。
近接、整列、ジャンプ率などなど、デザインにおける情報伝達にはいくつもの原則があります。しかし、知れば誰でも使いこなせるかと言えば、そうとも限らない。個人差はあれど一定の訓練を積み、ある種の感覚を掴むことが必要となります。
なぜなら「わかりやすく伝える」には、情報を整理し、分解し、目的を定め、選別し…と、膨大なプロセスが内包されているからです。その1つ1つにどんな意味があり、どのように作用するのかを論理的に説明できる人は少ないでしょう。
だからこそ要点のみを原則としてまとめ、訓練でプロセスを体得するのが「デザイン」であり、その感覚の速さや深さを「センス」と感じる人もいるのではないでしょうか。
さて本題。本書は「図解」のデザインプロセスを、非常に丁寧に、綿密に、徹底的に言語化した解説書です。「入門書」では数ページで語られる内容を、なんと200ページを費やして、論文のように解説します。
読書慣れしていない人には厳しい内容ですが、それだけに、「センスが無い」と感じている人でも、デザインについて理解できるかも知れません。僕もこの本を読んで、デザインという行為が、言葉にすればこんなにも複雑なことなのかと、改めて驚かされました。
情報整理が上手くできない人。
既存の入門書の「感覚」が掴めない人。
指導のためにデザインを言語化したい人。
表面上のTipsではなく、図解というものを深く理解したい人は、この本を読んでみてはいかがでしょうか。
『伝わる図解化』 発売中です。
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