「オブジェクトの再配色」で知っておきたい5つの操作|Adobe Illustrator Tips
「オブジェクトの再配色」とは、選択オブジェクトの色を一括で編集できる機能です。プロパティなどにも表示されるので、目にする機会は多いと思います。
しかし、何となく知ってはいるけど、なんか思った通りの編集ができなくてもどかしい。あまり使う機会がない。そんな人もいるのではないでしょうか。
実は僕も以前はそんな感じでした。何というか、あれには見ただけではわからない隠しコマンドみたいのが多すぎるんですよね。それを知らないからこそ、細かい操作で不便さを感じるのだと思います。
しかしコツを掴んでからは使わない時の方が珍しい、手放せないツールにまでなりました。今回は「オブジェクトの再配色」で、僕がよく使う操作をいくつかご紹介します。
(この記事は定期購読マガジンの記事です。詳しくは上記リンクへ)
「再配色」を使ったことがない人へ
まずは使ったことのない人のために、簡単に使い方を説明します。
「オブジェクトの再配色」はオブジェクトを選択し、編集>カラーを編集>オブジェクトを再配色 から使用できます。また、選択オブジェクトによってはプロパティパネルのクイック操作や、コンテキストタスクバーなどにも表示されます。
使用すると最初は縦長のパネルが表示されますが、これは簡易版です。機能をフルに使うには、右下の「詳細オプション」を開きます。今回はこの詳細オプションの方を使用します。
詳細オプションの最初の「指定」からは色を個別に調整が可能で、「編集」からは全体の色を一括で調整できます。
知っておきたい5つの操作
(1)白黒のロックを外す
おそらく多くの人が困るであろうことの1つに、デフォルトでは「白」「黒」はロックされていて、再配色の対象にならないことがあります。
ロックを解除するには、「指定」の「配色オプション」(プリセットの横にあるアイコン)を開き、「保持」からホワイトとブラックのチェックを外してください。これで白黒の再配色の対象になります。
ここから先は
本日のイラレマガジン
Adobe Illustratorともっと仲良くなれるWebマガジン
エサをください。