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イラレ職人コロという「仕事」と「お金」について
みんな大好き、お金の話をしましょう。
「発信業」という世にも珍しい職業がどう生計を立てているのか、ということについて淡々と書いていきます。SNSで金を稼ぐってどんな感じなんだと気になる人はご一読ください。
そもそもイラレ職人コロを知らん人はこちらへどうぞー。
更新履歴
2023.05.06|「値付けってどうしてる?」追記
どういう仕事をしているの?
現在は個人事業主として、この発信業のみを行なっています。業務内容はSNSの発信とクライアントワークで半々です。
普段の仕事はSNSの更新と『本日のイラレ』を毎週更新すること、note定期購読の記事を毎月4つ書くことです。動画と記事は2週間あれば充分に終わります。
クライアントワークはAdobeや出版社など非常に限定的な上に、不定期かつ数ヶ月に一回納品するといったロングスパンの仕事が中心です。なので案件数そのものは年に数件と非常に少ないです。
なので日々SNSの更新をこなしつつ、クライアントワークがあれば進め、なければ自主制作や勉強に費やす、という割とのんびりした生活をしています。
収入ってどんな感じ?
結論からサクッと答えると、2023年現在の僕の収入のおよそ半分はSNSの収益で、残り半分がクライアントワークです。
その内訳については、まずSNSはnoteの定期購読マガジンが大半で、YouTubeやBOOTHなどその他諸々はそこまで大きくありません。クライアントワークは書籍の印税や、Adobeさんなどからのチュートリアル動画制作などが中心です。
ぶっちゃけ、そこまでガッポガッポ儲かっているわけではありません。たぶん同年代で立派な企業に勤めている人たちに比べれば全然少ないでしょう。地方都市で一人暮らしをする分には特に困らない、といった感じです。
収入というか、生活の軸になっているのは間違いなくnoteです。「定期購読」という性質上、ほぼ固定の収入が毎月安定して入ってくるので、「今月の生活費がない!仕事を探さなくちゃ!」という事態がまず発生しません。
なので短期の「ライスワーク」を受ける必要が薄く、書籍執筆という数ヶ月〜1年単位の仕事を安定して受けることが可能です。
フリーランスにとって「毎月安定した収入がある」というのは、金額以上に大きな価値があります。note読者の皆様には本当に感謝しています。
noteってそんなに儲かるの?
もちろんそんな甘いものではないです。
有料記事を買うのはハードルが高い上に拡散もしにくいので、まず読んでくれる人を確保するのが困難です。さらに定期購読となると「今後も金を払い続ける」ことに納得できるだけの「信用」が必要です。
僕がまとまった収益を得られているのは、元々Twitterのフォロワーが多く読者も信用も得やすかったこと。その母数だから可能な月額100円という破格の価格設定ができたこと。この簡単に真似できない「数の暴力」で、一番最初に「イラレといえば」というポジションをnote上に築くことができた、という構造です。
なので「どうすれば定期購読で儲けられますか?」と聞かれたら、「まずTwitterでフォロワー数万人は集めましょう」という身も蓋もない回答になります。
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