「デザインができない」の境界線|イラレ職人月報2024/02
クライアントにヒアリングを行い、いざデザインを制作して提出すると「思ってたのと違う」と言われた。「デザインはわからない」とお任せにされたが、デザイン案を出したら色々細かく注文された。
デザイナーの仕事をしていたら、誰しも一度は経験することでしょう。様々なケースで様々な原因があるので、ここで僕が正しい正しくないを論ずるのはまぁ時間の無駄です。
しかしこうも思います。後から具体的に言いたいことが出てくるということは、デザインというプロセスの中で、「わかる部分」と「わからない部分」があるのではないだろうか。
この疑問について、ひとつ思い当たることがあったのでここにメモしておきます。それは、このデザボンというキャラクターをデザインする中で気がつきました。
デザイン本のレビューをnoteにまとめるに当たって、企画名のようなものが必要です。そこでデザイン本、略して「デザボン」という安易なネーミングを考え、なんか怪獣っぽいな、よし、そういう名前のキャラクターにしようと決めました。
デザボンという怪獣に対して、僕はなんとなく毛むくじゃらで目がギョロッとしているイメージを持ちました。深い意味は全くありません。
しかしそれを0から描くのは、できなくはないですが、キャラデザのノウハウのない僕ではとても時間がかかります。
ぶっちゃけここにコストを割いても大きな意味はないので、とにかく素早くキャラデザを済ませて企画を形にして表に出してしまいたい。
そこで僕は、イラレの「ベクター生成」を活用してデザインしました。
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