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「結果」はどう生まれるのか|イラレ職人月報2023/12
実力はあるのに結果が出ない。対した実力はないのに人気がある。
古今東西、リアルとSNSを問わず言われ続けてきた言葉です。理不尽と感じる人はたくさんいるでしょうし、だからこの世は面白いとも言えます。
なぜこんな状況になるのか。
あくまで視点の一つですが、「デザイン」や「イラスト」といった技術や要素を、1つの円として考えるとわかりやすいと思います。
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「結果」はどう生まれるのか
つい自分たちの領域だけで良し悪しを考えがちですが、前提として、デザインやイラストという単独の技術だけで「結果」は生まれません。
「人気クリエイター」に必要なのは
SNSで活動するイラストレーターで考えてみましょう。極端な話、どれほど素晴らしいイラストを描けても、フォロワーが0人では拡散はしません。「拡散力」という別の円を重ねることで、色はより濃くなり目立つようになります。この「濃い範囲」の目立ち具合が、結果につながると考えてください。
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もちろん「イラスト」の能力をひたすらに高めて「色を濃くする」ことはできます。「実力で評価される人」はこの状態です。しかし他の人と比べても突出して目立つほど「濃くなる」のが至難の業なのは言うまでもありません。
一方で、他の円と重ねることで色は簡単に濃くできます。スキルの掛け合わせってやつです。「拡散力」だけではなく、「人脈」とか「映像」とか「専門知識」とか、身も蓋もないですが「容姿が良い」も立派なスキルの1つです。
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つまり「結果」とは「総合力」から生まれるものであり、RPGで例えるなら「イラスト」は「攻撃力」といったパラメータの1つに過ぎません。ラスボスをワンパンで倒せるならともかく、大多数は防御力や素早さも必要です。クリエイティブの技術だけで結果を考えるのは、目隠しをして銃を撃つようなものだと僕は考えます。
クライアントワークの場合
ここまではSNSで考えましたが、「仕事」となれば話はもっと膨らみます。
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