英語の未来も考えよう【英語の未来】
ELFの新書の発売を前にして、緊張していますが、その次の本の準備も始まりました。
Global Englishesという、社会言語学の英語の教科書を、日本語の教科書として翻訳するプロジェクトです。
Global Englishesは、グローバル社会で英語がどう変化しているか、世界的な視点で考える本で、大学生向けの言語学のやさしい教科書です。著者は、ELF(エルフ)研究の第一人者であり、私の博士課程の指導教員でもあった、Jennifer Jenkinsです。英語版はすでに4版になっている、このテーマでは、世界的な定番です。
翻訳は、日本のELF研究でバリバリとご活躍の若手5人に私が入った、6人でやります。
それぞれ自分の好きな章を担当しますが、私は嬉しいことに、第8章、「英語の未来」を担当することになりました。
英語の未来って、どうなんでしょうかね?
ずっと世界の共通語であり続けるか、それとも、スペイン語などが英語に変わって、世界の共通語になる?
10年後じゃなくて、30年とか50年後の視点で、学術的に考えるので、単なる想像とは違い、面白いです!
ご興味がある方は、最近出たばかりの英語版の第4版で先取りして読めます。
あるいは、このプロジェクトが完了して、日本語の本として登場する予定の、来年後半をお待ちください。
私はその8章の翻訳をしながら、来年1年は、英語の未来と、英語と生成AIをテーマとして、深く考えていきたいと思います。