プログラミングスクール激戦時代にあえてCORE ENGINEERを創った背景
今回は、ちょっと真面目なお話(いつもふざけているわけではないですが笑)
IT市場で叫ばれている、ITエンジニア不足。
それらを解消するために、プログラミングスクールが10年ちょっと前から続々と登場していますが、なぜそんな中、新たにプログラミングスクールであるコアエンジニアを創ったのか?そして、どのような未来を目指しているのか?
今回はCORE ENGINEERを創った背景・想いをご紹介させてください。
こんにちは。
希少型ITエンジニア育成スクール「CORE ENGINEER」のサービス企画・販促を担当してますトモヨシです。
私たちについて
私たちは、現在「希少型ITエンジニア育成スクール CORE ENGINEER」を運営しております。
これまでは、学習塾の運営を通して、学力等の認知スキル(IQ)向上に加えて、非認知スキル(意欲、忍耐力、協調性、計画性、自制心、創造性、コミュニケーション能力等の測定困難な力)の向上に重点をおいたサポートを提供してきました。
そもそも、なぜ非認知スキルの向上に努めたのか?
学習塾の役割といえば、学生の学力向上や志望校合格等の目標達成支援が一般的ですが、私たちは、いち社会人として社会に出た際の経験から、社会で個人が満たされて生きるためには、学力と同等以上に“人間としての基礎力”が必要だと強く感じたからです。
人間としての基礎力、つまりコアスキル(社会人基礎力)を高めるということは、結果として個人の自己実現に大きな好影響をもたらします。
また、昨今目覚ましく進化・拡大するIT・グローバル化社会では、基礎的な学力に加え、ITスキル・語学力といった認知スキルと同等以上に、コアスキルが重要視され、求められているという背景があります。
私たちは、これからの時代に対応し得る教育を創造提供すべく、企業活動を通して「未来のための教育」に日々向き合ってきました。
CORE ENGINEERを創った背景
教育と社会が抱える問題
現代、加速度的に進化・拡大する社会に対して、教育はアップデートがほぼできていません。
学校で習ったことが社会に出て役に立ったという経験がある方は多くはないのではないでしょうか?
これは、総合的に学ぶ中学・高校だけではなく、専門的に学ぶ大学や資格取得ができる専門学校・スキルを学べる専門スクールを卒業しても同じことが言えるかと思います。
そもそも「教育」とは何のためにあるのでしょうか?
教育という言葉自体は非常に広義で、「教え導くこと」全般を教育と呼びますが、社会にでる前の教育、つまり小・中・高・大学で提供される教育は、社会に出るための準備と私たちは考えます。
しかし、実際はどうでしょう?
学校で習ったことが会社に入って活きたという経験をした方は多くはないにも関わらず、このような疑問がありながらも、受験偏差値教育のサポートをすることに長らく違和感を感じていました。
教育と社会のギャップ
実際に、教育と社会はどれくらいかけ離れているのでしょうか。
上図は、米国ギャラップ社が実施した調査で、大学の経営者と大学学部を卒業した学生を雇用した雇用主を対象に「学生は社会にでる準備ができているか?」という質問を投げかけたところ、大学の経営者96%が「イエス」と答えた一方で、雇用主はたったの11%が「イエス」と答えたというデータです。
この意識差だけを見ても、今の教育と社会が大きく乖離していることがわかります。
また、以下は「企業が学生に不足していると思う能力要素 学生自身が自分に不足していると思う能力要素」(出典/経済産業省「大学性の「社会人観」の把握と「社会人基礎力」」の認知度向上実証に関する調査)を表化したものです。
こちらでは、企業は学生に対し主体性やコミュニケーション能力を求めており非認知スキルが不足していると感じている一方で、学生は認知スキルが足りていないと感じているようです。
つまり、教育機関と企業の意識の差に加えて、実際に向いているベクトルが異なるということが言え、教育と社会が乖離している要因であるとも捉えられます。逆に、非認知スキルを身に付ければ企業や社会に求められるようになるとも言えます。
ギャップの原因
教育と社会が乖離している原因は、従来の「詰め込み型の偏差値教育」という教育手法にあります。
これまでの教育は、良い会社・良い大学に入るための、インプットを中心とした偏差値で効果を測定する教育手法でした。
そのため、比較的高学歴者が育ってはいるのですが、偏差値教育では、コミュニケーションスキルや、思考力、主体性等の社会で求められるコアスキルが育まれません。
しかし、社会に出てからの評価は、コアスキルに基づくものが多いのが現実でこれからも変わりませんし、変わらないどころかコアスキルの重要度が上がっていきます。
社会に出るまでの評価は、テストの結果から導き出される偏差値、一方で社会に出てからの評価はコアスキルであることから、高い学力を備えているにもかかわらず、人間性や社会人力に欠けている人が多くなってきているといった現状になってしまっています。
IT業界では特にギャップが大きい
これまでお話してきた内容は、社会全体に共通して言えることで、これまでは大学や専門学校、スクールサービスの卒業者は、専門スキルは身に付いているけど、非認知スキルが身に付いていないという実態が往々にしてあり、入社後に良くない評価を受けることが多々ありました。
この事象は、特に現在猛烈な勢いで拡大している人気業種「ITエンジニア業」で多発しています。
IT化社会になるにつれ、IT人材需要が増しており、他業種からの転職が急増しているのですが、急増が可能な理由として、スクールサービスを経て、急ごしらえで身に付けたプログラミングスキルを身に付けて就職する方が多く、急ごしらえであるが故に、基礎的なプログラミング言語は扱えても、現場で主となるコミュニケーションが取れず、企業から悪評を受けてしまうという現状があります。
また、そもそもコミュニケーションが苦手であるがゆえにITエンジニアになるという方も多いため、経験者であっても社会的コミュニケーションを苦手とする方が多く、こちらもまた悪評を受ける要因でもあります。
教育と社会のミスマッチをなくしたい
私たちは、このような教育と社会の問題であるギャップを、教育をアップデートすることで解決したいと考えています。
この問題は、全ての教育・社会に共通することですが、特に急成長し人材が必要とされ、今後さらに人が集中するであろうIT業界からミスマッチをなくすべく、コアエンジニアを通して乖離をなくすことを目指し実践します。
最後に:私たちが目指す未来
私たちは、これまで教育現場の第一線で、学生への指導および教育事業運営サポートを通して、教育者の育成に従事してきました。
教育の道は決して楽なものではありませんでしたが、その経験と引き換えに、教育を行うことで人が立派に育っていくことを目の当たりにでき、逆に私自身たくさんの学びと喜びをいただきました。
その経験から気づいたことが一つあります。
教育は、
「何を教えるかよりも、“どのように教えるか”」
が何より大切で、それにより受け手の伸び代が大きく変わる、ということです。
教育業界で活動をしていると、教育は、教育の結果によって得られる目に見えるもの(認知スキル)が比較的重要とされてきました。
学習塾で例えるなら、塾にテストの点数アップや内申点アップ、志望校合格を第一に期待すること。資格やスキル習得スクールなら、プログラムを受講したり試験に合格することで得られる修了証などが当てはまります。
確かに、テストの点数を取ることで偏差値が上がり、その偏差値を元に学校進路を決め、その進路の延長に就職先があり、偏差値が高ければ高いほど良い学校に入学でき、良い学校であればあるほど学歴がつき、その経歴を元に企業の採用活動が行われるため、重要視されるのも当然です。
これは社会人が受講するようなスクールサービスも同じで、取得する資格のみが経歴として反映されるため、今の教育システムと企業の採用では最も効果的といえます。
しかし、実際にはどうでしょうか?私たちは「もっと根本的なものが重要」だと、社会に出て強く感じています。それは、表面的な学力・スキルではなく、それらを使う“人”そのもの。
優れた人間性と高いコアスキルを根幹に形成された人は、社会に出た後、どのような業界業種、そしてポジションであっても、当人さらには当人と関係するチームメンバーや取引先が気持ちよく仕事ができ、それにより相乗効果が生まれパフォーマンスが向上するため、共通して高い評価を受けます。
このように優れた人間性と高いコアスキルを持つ人間が社内に一人ではなく、多く存在したら企業のパフォーマンスは向上すること間違いなしです。
私たちは、これまでの教育経験・ノウハウを最大限活用し、教育と社会が、双方にとってより良い未来となるために、認知スキルの修得過程で、個々の「コアスキル(社会人基礎力)を育てる」事にフォーカスした事業活動を実施しています。
コアエンジニアは、より良い未来社会を創造するための大きな一歩です。 サービス提供の輪を広げつつ、ゆくゆくは未来教育の提供・研究機関として、日本国内における既存の教育をアップデートさせ、加速度的な変化を遂げるIT・グローバル化社会に対応しうる教育が国内教育の基盤となるよう、日々尽力します。
教育と社会のミスマッチがなくなり、学んだことが直接的に社会に役に立ち、学びと、学んだことの還元サイクルがスムーズになり、結果的に一人ひとりの自己実現が促進される、そんな教育と社会の未来をマジメに目指します。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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