失敗を恐れずチャレンジする子に育てるには?
子どもには、いろんなことにチャレンジする心を持ってほしい!
失敗を恐れず、苦難を乗り越えて果敢にチャンレンジする子になってほしい!
きっとそう思う方は多いのではないでしょうか?
では、そういう子になるために親ができることって何かあるのでしょうか?
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子どもの学ぶ力&自己肯定感アップコーチ
若林かおりです
◎子どもに本当の学びを、本当に役立つ力を
4つの《学ぶ力》を育む「学ぶ力(チカラ)塾」
やり抜く力/自分で考えて行動する力/自分をコントロールする力/コミュニケーション力
を伸ばします! オンライン 学ぶ力塾
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失敗を乗り越えて、またチャンレンジする強い心を持つ子供になるためには?
の答えの前に、体験談から。
先週末、娘は中学入学試験が終わりました。
娘は、試験を終え家に帰り、部屋でしばらく泣いていました。
面接も失敗
試験も難しくてできなかった
と。
あぁ、そうか。
と、親としても辛い瞬間でした。
あ、でもですね、先に伝えておきますね。
結果は「合格」だったんです。
しかしながら、その試験後の数時間は、上記のとおり。
なので話を結果前に戻しますね。
試験から帰り、そんな凹んだ娘の様子を見て、
「え?できなかったの~?」
と、空気を読めない小3男子
「地元中学の入学説明会はがきが届いているよ」
と、こちらもまた空気を全く読めない夫に、
「ひどいよ~」と更に泣く娘。
「もうおまえらだまれ!!」
と心で叫び、
「ちょっと散歩にでも行こうか?」と娘を誘い出して、
2人で大好きなパン屋さんまで歩くことにしました。
外の空気……
体を動かすこと……
これから始まるであろう娘の重く、超ネガティブな思いを受け止める私であるために、
「散歩」を選択したのは、結果的に良かった!
環境作り大事ですね!
さて、娘とパン屋さんまでの散歩道。
娘は受験の失敗へのおもいをたくさん吐き出しました。
・こんなに頑張ったのに
・私なんて迷惑だ
・期待に応えられなかった
・人からダメなやつと言われるのが恥ずかしい
・こんな思いをするならやるんじゃなかった、自信がなくなるだけ
こんな発言の数々、心によほどの余裕と覚悟がなければ、聞けません。
それを覚悟していた私は、ひたすら聞きました。
そしてパン屋からの帰り道、家に近づく頃には、
彼女の声にエネルギーが戻り、
「3年後(高校入試)、がんばる」
と、前を向いていました。
そして帰って弟たちと思いっきり遊んでいました。
その様子を見て夫が
「え? もう気持ち切り替えたの? あれだけ泣いていたのに?」と言っていました。
このように娘は、気持ちを切り替え前を向きました。
私はその様子を見て、
きっと、この中学受験が、
この子の足を引っ張る人生の汚点ではなく、
未来を照らす学びと成長の土台になるのだろう、と確信しました。
さて、一体私は彼女に何をしたのでしょう?
していたのは
娘の話をただ聞いていたこと
プラスでタイミングを見計らって私のおもいを伝えていました。
ですから、何をした?
というよりも、私が出していた雰囲気を、彼女が受け取ったんじゃないか?と思うのです。
何を受け取ったか? というと、それは「私自身の軽やかさ」
たしかに、本人にとって目指して頑張ってきたことの結果が、思い通りでないことは、ものすごく苦しく辛いことです。
そして、それを見守る親にとっても辛いことです。
でも、長期的に見ると決して「悪いこと」ではない。
ということを大人の私たちは知っています。
素晴らしい挑戦をした。ということも。
なので、私は、その瞬間の子どもの痛みに共感しながらも、
大人の視点で、「素晴らしい財産だ」と確信して子供と接していたのです。
辛いよね~
悲しいよね~
でも、いい経験してるね~
みたいな軽やかさです。
親が深刻になると、
「やっぱり大変なことなんだ」と、子どもも思ってしまいます。
親が傷ついてたり、悲しむなんて最悪です。
「失敗は親を悲しませるんだ」と刷り込ませてしまいます。
「かわいそう」なんて思ったら、
子どもは「かわいそうな子」にされてしまって余計に惨めになります。
親が、
失敗は恥ずかしくなんてないよね。
そのチャレンジが素晴らしいよ。
心から思えて、そのスタンスでいられたなら、
子どもも、
もしかしたら、この失敗はたいしたことないのかも?
これからの工夫次第で活かせられる???
と、
子ども自身がそう思えて、
失敗を乗り越え、チャンレンジする強い心を持つことにつながっていくのではないかな。
何を言うか。
どう上手に慰めるか?
ではなく、
親自身が、失敗に対してポジティブな意味を持てているか?
これが一番の大事なことではないかな。
親が持っている信念は、自然と態度や言葉に出ますから。
あなたはどうですか?
「失敗を恐れない子になってほしい」
といいながら、
失敗を恐れていませんか?
恥ずかしい…かわいそう…なんて思っていませんか?
そんなことないですよ。
娘が言っていたことがあります。
「落ちちゃって、みんなからダメなやつと言われるのが恥ずかしい」と。
能力を否定されちゃうのが怖い、と。
私の答えは、
「挑戦もしていない人の声なんて聞かなくていい」
「あなたと同じように頑張れる人は、人のチャレンジをバカにしたりしない」
です。
今、彼女にこれが伝わったかどうかはわかりませんが、
これからも、伝えていきたいことだなって思っています。
どんな失敗へのイメージを持っているか、
あなた自身の失敗へのおもいが、子どものチャレンジ心を左右すると思いますよ。
あと一つ。
私たちも、子どもに負けずいろんな挑戦しましょう!
それもまた、子どものチャレンジ心を刺激ますよ!
コア・クリエイション
若林かおり
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◇今後の予定◇
・学ぶ力(ちから)塾 2月開校予定
◇夢
子どもの中に「ワクワク」の種をまき、好きなことをライフワークにしながら、自分を含めた世界中の豊かさの実現にチャレンジする子を育てる
・子どもが一人一人が大切にされ、自分自身に価値を感じられる
・子どもが、自分も相手も思いやり大切にする力をもつ
・子どもが未来に希望を感じ、自分の力で社会を創造できると思える当事者意識の持つ
そんな教育を目指したい