
自分を知るために何を信じるかで結果も自ずと違ってくる
「自分を知る」という点でよく使われるのが、占い、手相、占星術、四柱推命、姓名判断、数秘・・・などがあります。また、ストレングスファインダーのような自己診断ツールもいろいろと開発されています。
一方、判断する際の拠り所として、風水や方位学などもよく使われていますし、人によっては自分の信仰する宗教やスピリチュアル的なものを判断の拠り所にしておられます。
私自身はこれらの詳細を研究した訳ではありません。このため、すごく感覚的な結論になってしまうのですが、自分の価値判断の基準となるコアコンセプトと前述の方法や各項目との最大の違いは
コアコンセプトは自分自身の中に答えがある
です。
生年月日等から診断されて「あなたは優しい性格ですね」「来月は仕事運が良くなります」といった言葉を信じるか信じないかは本人次第です。
おそらく多くの人は自分にとって都合の良い言葉は信じようと思いますし、耳に痛い言葉は「そんなの嘘だ」として信用しないか、謙虚に受け入れて「それならちょっと気をつけよう」と行動を改めたりします。
しかしながら、仮に占いを勉強して、自分で自分のことを占うことができるようになっても、その論拠や構造は自分以外の第三者が作り出した(考え出した)ものです。
一方、コアコンセプトについては、我々はそれを見つけるお手伝いはするものの、あくまで、感情の動きに沿って自分自身が定義した言葉です。言い換えれば、自分が見つけた答えがコアコンセプトであるため、それを状況によって信じたり、信じなかったり、ということはありません。
このため、とてもシンプルです。それゆえ、一度見つけてしまえば、その後、追加で何かを学ぶ必要はなく、一生使えます。
一方で、コアコンセプトを活かすためには、仕事においても、仕事以外においても、常にコアコンセプトと紐付ける習慣をつけて、自分で「感情→思考→行動」のプロセスを意識することが必要になってきます。
それゆえ、コアコンセプトは信じるものというよりは、羅針盤として使い倒すものという感じがします。
自分のコアコンセプトが分かった後、ご活躍されている人の共通点は、自分の拠り所となる判断基準が自分の中にあるため、自分を信じるという意味での自信が出ていることです。
先日も来年から始まる講座の募集を行ったところ、既にコアコンセプトを見つけたクライアントさんの変貌ぶりを見て「私も気になったので話を聞きに来ました!」という方が複数おられました。
今年は世の中が大きく変化しました。その中で仕事の環境や家庭の事情が大きく変わったことで、漠然とした不安を抱えている人も多いかと思います。そんな中、人々の不安につけ込む形で言葉たくみにいろいろなセールスや勧誘も行われています。
この時、忘れてはならないのは、しっかりと自分の判断で結論を出して行動することです。
判断の結果が正しかったのかどうかは、行動してみないと分かりません。また、判断した時点ではベストだと思っていても、事情が大きく変わってしまい、ワーストに近い結果になることも十分ありえます。
その際、自分の中に判断基準があれば、その結果を次に活かせます。しかしながら、自分以外の所に判断基準を置いていると、また別の基準探しになってしまい、行動の結果を次に活かせない恐れがあります。
私も起業して以降、「自分を知る」ために、いろいろな自己診断ツールを使ってきました。しかしながら、自分のコアコンセプトが分かった以降は、その手の類はあくまで参考材料の一つとして利用するに留まっています。
やはり、自分を信じることができれば、自ずと実績も伴ってくるのではと感じています。
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