深夜の六本木からの帰宅の道中で実感した「仮説→行動→検証」の大切さ
行動しない人の特徴として、「いろいろと考えすぎて足が止まってしまう」ということがあります。
しかしながら、実際にやってみると、「意外と簡単だった」「想像していたのとは全然違った」といったご経験は誰しもあるかと思います。
先日新型コロナの感染拡大が始まってからでは、久しぶりに夜のライブに行ってきました。
オンラインでの仕事が大半になり、都心へ外出する際は仕事で必要な時に限られていました。しかも、いまは郊外(東京都八王子市)に住んでいるので、
帰宅が遅くなる
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電車が混む
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感染リスクが高まる恐れがある
だめ、プライベートで夜に出かけることは極力避けていたのです。
ライブが終わったのは午後10時過ぎ。場所は六本木だったので、自宅に帰るには、都営地下鉄大江戸線と京王線を乗り継ぎ、最後は最寄り駅からバスかタクシーに乗る必要があります。
ライブで盛り上がった高揚感がある一方、「これから満員電車に乗って帰るのは億劫だなぁ」という思いがありました。
六本木駅の長いエスカレーターを下ってホームで待っていると、電車がやってきます。以前も10時過ぎに六本木駅から大江戸線に乗ったことがありますが、かなり混雑していたので、ある程度は覚悟していました。
ホームドアが空いて電車に乗り込むと、意外や意外、空いていて席に座ることができました。
そして、15分ちょっとで新宿駅に到着。今度はまた長いエスカレーターを上って、京王線の新宿駅に向かいます。
コロナ禍が始まって以降、通勤の帰宅時間にぶつかった時は、京王線もかなり混んでいました。途中まで立つのは当たり前で、時には本を読むのも難しい時もあります。
今回も「本ぐらいは読めたらいいなぁ」と思いつつ電車に乗り込むと、先頭車両だったこともあるのか、京王線も空いていたのです。
新宿から最寄り駅のめじろ台までは約50分かかるのですが、ちゃんと座れたこともあり、その日のうちにやっておきたい仕事を車中で終えることもできました。
そして、めじろ台に到着。タクシーも2、3台停まっていましたが、バスが5分ほどで来るので、バスに乗って帰ることに。
さすがに時間も24時近くになっており、本数も少ないのですが、この時間帯は深夜バスとして運行されています。
待つこと5分、深夜バスがやってきました。始発はJRの西八王子駅なのですが、ほとんど人は乗っていません。そして、最終的にめじろ台を出発した時は、乗客は私たち夫婦ともう一人という合計3人だけでした。
今は妻の実家に住んでいるので、彼女は会社に勤めていた時に何回か深夜バスに乗ったことがあります。しかしながら、その際は「酔っぱらったサラリーマンがたくさん乗っていてかなり混雑していた」そうです。
しかし、今回バスはガラガラ。しかも、道も空いているので、途中の停留所まで予定よりも早く到着します。このため、誰も乗ってこないし、誰も降りない途中のバス停でしばらく時間調整するので、道が空いている割には時間がかかり、最終的に自宅に着いた時は日付が変わっていました(汗)。
今回久しぶりに夜遊びして分かったのは、「深夜帯の電車やバスは空いていた」ということです。
もちろん、これは平日だったことや、たまたま私が乗った電車やバスがそうだったというだけで、必ずしも「深夜帯の電車やバスは意外に空いている」という結論を導くことはできません。
けれども、夜帰宅が遅くなると、電車やバスが混むので、感染リスクが高まるかもしれないという私の仮説は今回は杞憂に終わった訳です。
これはプライベートの話なので、大勢には影響ありません。しかしながら、これが仕事の話になると、
自分が考えている懸念事項が実際はそれほどたいしたことではない
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その懸念事項が気になって行動しないことで、せっかくのチャンスを見逃す
のは、とてももったいないことです。
どこまでのリスクを許容できるかは人によって違います。それゆえ、「あの人はあそこまでリスクを取って頑張っているので、自分も同じようにリスクを取らねばならない」と考える必要はありません。
ただし、自分で許容可能なリスクの範囲を分かっていたら、いろいろと考えすぎて行動しないよりは、「やってみよう」と思うことは、いろいろと行動するのがお勧めです。
なお、考えすぎてなかなか行動につなげられないという人は、感情に紐づいた自分の思考の癖が分かると、行動を実りある成果につなげられるようになります。