お金を自分なりに定義してビジネスと向き合う
お金の切れ目が縁の切れ目。
前職のベンチャー企業に勤めている時も、資金調達に成功して、お金がたくさんあった時はいろいろな企業や人が会社にやってきました。
しかし、業績が悪くなって、お金の底が見え始めると、とたんに人は来なくなり、連絡してくるのは支払の督促だけという状態に・・・。
お金には人を引き寄せる引力があります。だから、お金がなくなると、潮がひくように集まる人も減っていきます。
そして、それを間近で経験したりすると、人間の嫌な側面が見えてくるので、お金に対する嫌悪感が生まれてきたりします。
しかし、ビジネスを続けていく以上お金の問題は絶対に避けて通れません。
いろいろな人がいろいろなことを言っています。
・お金は無色透明だ
・お金はツールだ
・お金に罪はない
・お金はお客様の感謝の証
・お金は汚くない etc.
どれが正しくて、どれが間違っているということはありません。肝心なのは、他人が唱えるお金の定義に振り回されないことです。
例えば、「お金はお客様の感謝の証」という定義。
確かに商売の基本として、お客様に喜んでもらうことで売上が上がり、結果としてお金が入るという意味では正しいと思います。
けれども、仮に手元のお金が少ない時に、この定義を当てはめて、
お金が少ない
↓
お客様の感謝が少ない
↓
自分のビジネスはお客様の役に立っていない
↓
自分はダメな人間だ
↓
自分は・・・・・
となると、ますます落ち込んでいくことになります。
だから、どんなに偉い人の名言であろうが、自分にしっくりこないで、かえって自分を落とし込めるような言葉には無理に従わない方が賢明です。
私にとっては、「お金=安心感」です。そして、この安心感があると、自然体になり、自分が力を発揮できるモードになります。
つまり、自分の本質的な価値観であるコアコンセプトを深掘りした後で、コアコンセプトと紐づける形で自分なりにお金を定義しています。すると、ビジネスで売上を上げて、利益を確保することと自分の感情の動きを一体化することができ、変な違和感がなくなりました。
あなたにとってお金とは何でしょうか?
自分の中においてお金の定義がハッキリすると、ビジネスに取り組む際にもグンと楽になってきます。
サポートは、マインドの感情とマネーの勘定を整えることで、自己成長につながる研究費に活用させていただき、得られた気づきをnoteへの記事に投稿する形で還元します。