テレビで育ったオジサンが考えるテレビを自分の仕事に活かす方法とは?
「がっちりマンデー!!」を見ていたら、ラクスルの松本社長が翻訳ソフトのDeepLを激賞されていました。他の翻訳ソフトに比べて、翻訳の精度が圧倒的に高いからというのがその理由です。
MCの加藤浩次さんが「他のソフトもAI を使っているのに、なぜDeepLだけ、そんなに精度が高いのかを質問したところ、松本社長の回答は「学習している対象が学術論文など高度な文章が多いから」というものでした。
もしかすると、DeepLの翻訳ソフトが優れている理由は他にもあるかもしれません。
けれども、一つ確実に言えることは
良質なインプットを行えば、アウトプットの品質も上がる
ということです。
人工知能であるAIではまさにそうですが、これは人も同じ。せっかく優れた脳を持っていても、くだらない情報ばかり接していれば、豊かな発想は生まれてきません。
特に昨今は大量の情報に触れることが簡単になっているので、情報を受け取る側が気をつけていないと、質の悪い情報を大量にインプットされる危険があります。
この点、「だから私はテレビを見ません」とおっしゃる方もおられます。確かに、朝から晩までワイドショーばかり見ていたら、思考も片寄ってしまうかもしれません。
でも、テレビを見ない方で「YouTubeでいろいろと情報を入手しています」「SNSは毎日チェックしています」とおっしゃる方もおられます。
もちろん媒体による違いはありますが、ネット関連の情報も玉石混合なので、自分で主体的に情報を取捨選択しているようでも、知らず知らずのうちに、本当は正しいのだけれど、自分にとって不都合な情報を自然と遠ざけている可能性もあります。
私などはテレビを見て育った世代なので、テレビを見る時間は比較的多いのかもしれません。しかしながら、単にダラダラとテレビにかじりついていた子供の頃と違って、今はテレビを見ながらでも、「自分の仕事と結びつけられないか」という視点が入っている分、少しは成長したかなぁと感じています。
先の翻訳ソフトの話も「便利なソフトがある→今度使ってみよう」というのは普通の反応。けれども、そこからさらに踏み込んで
なぜ便利なのか
↓
AIを駆使して、高度な論文を大量に学習させている
↓
人も同じでは?
↓
人材育成に応用できる?
↓
自社のコンテンツの改善に活かす
という所まで持ってくれば、小ネタが大きなビジネスチャンスにつながる可能性があります。
この際、ポイントは「AIを駆使して、高度な論文を大量に学習させているからその翻訳ソフトの優位性がある」という考え方が事実として正しいかどうかが大切ではないということです。
もちろん、私が翻訳ソフトを販売することを仕事にしていたら、そこはしっかりと確かめる必要はあります。けれども、経営者にとって大切なのは、自社の商品を通して世の中を良くすること。
先の事例に沿って言えば、私にとっては
良質な情報を大量に学習することで、アウトプットの品質が上がり、人として成長する
ということをいかにして実証するかが大事です。
事例や例話を使って説明すると、たまに「そこは間違っている」と指摘する人がいます。しかしながら、こちらとすれば、意図を持って文脈の中でその事例を使っているので、「そりゃそうなんだけどねぇ」と感じることがあります。
事実は一つですが、真実は人の数だけあります。
二つの事実を組み合わせて、そこに関連性があると捉える人もいれば、関連性はないと考える人もいます。そして、自分は関連性があると捉えて行動し、望む結果を手にすることができたら、それはそれで一つの事実になります。
世の中には自分の考える真実を人に強要しようとする人がいます。それに対抗するには、仮にその真実を信じる人がたくさんいても、あくまで自分の判断基準に基づき、事実として唯一無二な部分と人の考えや意見として構成されている部分を切り分けて、冷静に自分なりの真実を見つけることです。
名探偵コナンは「真実は一つ」ですが、私は「ミステリと言う勿れ」の「真実は一つじゃない、人の数だけある」の方がしっくりきます。
テレビで流される情報も鵜呑みにするのではなく、事実を見極めることができたら、自分にとっての真実を発見できます。
なお、弊社では「女性リーダーが本領発揮するための4つの立ち位置を知ろう!」講座を2月に開催します。
「自分が本領を発揮するには4つの立ち位置を知っておいた方が良い」というのが、我々の捉える真実。信じるかどうかはあなた次第です(笑)。
サポートは、マインドの感情とマネーの勘定を整えることで、自己成長につながる研究費に活用させていただき、得られた気づきをnoteへの記事に投稿する形で還元します。