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[ideology]頒布 なぜこの同人誌を頒布するか等ト書き

『小中学生の頃、映画スターやアイドルタレントに恋愛にも似た感情を抱いたことがあなたにもなかったでしょうか。生身の相手への恋愛感情を体験することで、この種のバーチャルな恋愛感情を体験することで、この種のバーチャルな恋愛から人はやがて卒業してしまう(そして忘れてしまうのでありますが)』

河出文庫 綿矢りさ「蹴りたい背中」
解説『蹴ることの意味』
から引用

どうもhinamonzyaです!来るべき11/11(土)、文フリ東京37でアイドル短編アンソロジー「ideology」を頒布します!!!!!

今回の同人誌は無理行って本当に私のやりたいことをすべて実現していて、「本当にいいんでしょうか!?!?!?!?」みたいなものばかりです!

まず表紙ですがこちらは佐々木@sasa_ki____先生に書いていただきました!見た目からわかる通り、私が提示した本物の『チェキ』をそのまま表紙にするという、かなり無理くりな依頼でしたが、一番ベストな状態でイラストにしていただきました~!ほんとうにありがとうございます~!

中身についてですが。
 最初に書いたこの『綿矢りさ「蹴りたい背中」解説『蹴ることの意味』』に関してこの一年釈然としないことが多かった一年だったんですよね。

『推しの子』が流行った春から夏にかけて。そしてVtuberに対する社会の認識。そしてジャニーズ問題。果ては昨年冬から今年初めにあたり、アイマスに関しても釈然としなかったオタクたちはTLに大勢いるんではないでしょうか。

 それに関して、当時の文学界は芥川賞作品『蹴りたい背中』に対して『この種のバーチャルな恋愛感情を体験することで、この種のバーチャルな恋愛から人はやがて卒業してしまう(そして忘れてしまう)』と評しているんですね。

 いやあ、そうですか~とTLのオタクたち、ならんか?
 少なくとも俺はなるよ…みたいな気持ちがあり、ここへの答えが詰まった文学作品が『ideology』になるのかなぁ、と思っています。

 特に今回はプロ作家2名、商業ライター1名が参加しており、かなりここに対する「答え」を出してくれたなぁ。と私は思っています。
(ちなみに私はそういう意味で羽海野渉先生の作品がめっちゃお気に入りです…羽海野先生本当にありがとうございます…)

 ぜひとも皆さんが考える「アイドル」という名の「イデオロギー」を是非とも答え合わせしてみてください。

hinamonzya

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