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オープンに込めた思い

店は、食事を提供するだけの場所ではない。

僕にとって、店は食事やお酒、場所を提供して終わりではありません。
人と人を繋ぎ、人が出会う場所なのです。

人が集まり、何かが創造されていくようなサロンに似た役割をするのが、うちのレストランのこれからの姿だと思っています。

それは、「人の喜ぶ顔がみたい」という、音楽業界で働いていたときから変わらない僕の思いです。

人を楽しませるため、喜ばせるため、幸せにするために、何をすればいいのかを改めて考えています。

この街のどんなところに人は居心地の良さを感じているか?

人形町の本来あるべき姿の中で、大切な人たちと大切な時間を過ごすためには、どんなサービスを提供していくのか、日々考え続けています。

コルディアーレ、リニューアルオープンに向けて

昨年11月からリニューアルのためにお休みしています。
4か月間の休業明けを、緊急事態宣言明けのタイミングとしています。

社会もこれだけ変わっている中で、店のあり方ももちろん変わらざるを得ない状況にあります。

これまではどちらかというと一般的な良い店を目指しているようなところがありましたが、これからは店を愛してくれるコアなファンに向けてのサービスを展開していく予定です。

コルディアーレをどれだけ愛してくれる人を作れるかに注力して、店作りをしています。

とは言いつつも、コロナ明けに、お客様がどういう状態で戻ってこられるかは、まだはっきりしていません。

「やっと来られたよ」
とお客さまが喜んで来てくださることは想定できていますが、これからお客様が心から望まれていることをお聞きしながら、一緒に店を作っていきたいとも思っています。

シェフが変わります

新しいシェフに変わりますので、メニューが全部変わります。
前のシェフはフレンチの流れをくむイタリアンを作っていたのですが、新しいシェフはオーソドックスなイタリア料理を作ります。

その土地土地の素材の味を生かすのがイタリアンなので、うちがこだわっている食材をうまく生かして愛情をもって作ってくれています。
料理の腕はもちろんのこと、人柄でも評判のよい宮里は、料理歴30年のベテランです。

もともとはホテルで修行をして、銀座のブルガリに呼ばれて2番手のシェフになり、表参道のブルガリで料理長を勤めてきました。その後も数か所の有名なレストランで腕をふるってきています。

もっと心が密になるような空間になります
地域密着で、お客様との距離が近いあたたかい場所を作っていきます。

今人に会えなくて、フラストレーションが溜まっている人が多いです。人と人との繋がりの大切さを理解した人が多い中で、繋がりの質ももっと大事になっているのを確認した人も多いのではないでしょうか。

コルディアーレも、ただ人が接する場所ではなく、大切なことが繋がっていくような場所を目指しています。

大切なことが積み重なり、生活の質が上がるようなことを大切にしていきます。

だからこそ、しばらく会えていなかった人たちが再び繋がって、何かが生まれていくような場になりえるのだと考えるからです。

リアルな人と人との物語が始まるレストランになれればいいなと思っています。

人形町の魅力の一部になりたい

人形町は、人も文化も街並みも魅力満載のエリアです。
けれど、PRが下手なところがあって、実力に見合う認知がされていないのを残念に思います。

人形町の魅力をもっと多くの人に知ってもらい、人形町に関わり、住み着く人たちの交流の場になりたいです。

心をもっと密に、関わる人がもっと幸せになるために、僕は店を運営していきます。


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