20241113
失敗 00003/20000 目をつむって描くのに紙を固定しなかったのでブレブレになった
失敗 00004/20000 失敗というか反省。目で見ないほうが良い線が描けている
洋梨を描くにあたって「それっぽく描こうとする」意識を捨てようと務めた。「それっぽく」があるうちは嘘になるからだ。
惰性の線はひくまいと思うと、余計にかたくるしい線になる。
それでこの日は目を閉じて描くことにした。
洋梨をぺたぺた触るのは昨日と同じだけれど、目をつむっているだけで指の感触がまるで違う。まだ固い洋梨の、熟しかけているところが本当によくわかる。洋梨の芯の部分を貫いている流れ、それに沿って果肉が張り出している感触。平らだと思っていた面にも細かな凹凸があり、固さも微妙に変化していく。
左手で触れている感覚を、そのまま右手の鉛筆で再現する。
目で見て描いているときより、いい線が描けた。
ということは、わたしの視覚には、対象を自動的に記号化するおごった見方がへばりついているということだろう。
学んだこと:あたらしい目を持つことはとても大変