「チムチムチェリー」(メリーポピンズ)
私が好きではないディズニー映画は、メリーポピンズ(ごめんなさい)
トム・ハンクスがウォルト・ディズニー役を演じた「ウォルト・ディズニーの約束(Saving Mr.Banks)」を観て理由がわかった。
エマ・トンプソンが原作者トラヴァース役で登場して、さらに原作者の気持ちが伝わってきた。
人生の大切な思い出ともいえる作品を、よくもノーテンキなドタバタミュージカルにしてくれたわね!と、私だって思った。
1964年最高興行収入を記録した。公開当時、ディズニー映画史上で最高興行収入である。日本でも、誰もが観に行った(私も)。実写作品の傑作という触れ込みだった。
たしかに儲かる作品と優れた作品は違う。そのギャップが大きいと中身空っぽの人間が綺麗なセリフを喋る劇に感じてしまう。私は10歳にもなっていなかったから、本能で”つまらない””気が乗らない””空虚な内容”だと感じた。
そして、50年後のこの映画で理由がわかった。やっとね。
さて、長くなりました。この経験から、メリーポピンズで歌われて大ヒットした煙突掃除の歌につける”かえうた”は、私の大切な思い出を入れました。
キングズレイ作「水の子」です。今は亡き妹と私の二人が二人とも好きなお話は少なくて、それがこのお話でした。
妹の思い出と共に23歳ごろ作りました。
ここに一枚の写真があります。長く伸びた屋根、窓のさんに座る私たち姉妹。私は空を見ています。
世界は私の腕の中! でした。