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扶桑守口食品見学ツアー開催!

11月20日。丹羽郡扶桑町の扶桑守口食品にて工場見学ツアーを開催しました。一宮生協の本部がある一宮市から、扶桑守口食品までは車で約40分ほど。「地元産の野菜やメーカーを応援したい!」と、工場見学・生産者さんとの交流を目的として今回の見学ツアーを開催しました。

■守口大根を知っていますか?

扶桑守口食品は「守口漬」を中心に奈良漬各種を取り扱う漬物メーカーです。まずは守口漬の原材料となる「守口大根」の紹介から。
扶桑町の名産である「守口大根」は愛知の伝統野菜にも指定されている世界一細長い大根。木曽川沿いの土壌が砂地となっており、細く長い守口大根を育てるのに適しているため、愛知県の丹羽郡扶桑町と岐阜県各務原市のみで栽培され、そのうち約70%が扶桑町生まれです。

長さ1m20cm程の細長~い守口大根。2013年には1m90cm程の大根が「ギネス世界記録」にも認定されています!扶桑守口食品の担当者さん3人がかりで持ち上げます‼

■守口漬・奈良漬とは?

この守口大根を粕に漬け、漬物にしたものが「守口漬」です。漬け込みは職人の手により約2年の歳月をかけじっくり行います。酒粕の他にみりん粕を贅沢に使用し、ほんのり甘くまろやかな味わいに仕上げます。繊維の強い大根なので他の大根にはないポリリっとした歯ごたえが特徴です。
その他、ウリ系の野菜や・ナス・生姜などさまざまな野菜を酒粕で漬け込んだものを「奈良漬」として製造・販売しています。

【扶桑守口食品のこだわり製法】

  • 地元産の野菜を中心に、指定生産者の国内産野菜をとれたてのうちに塩漬けに。水分とアクをしっかり抜いて塩で漬け込み、素材の旨みを逃さないよう塩蔵します。

  • その後、塩漬け2回・粕漬け3回・計5回の漬け込み。酒粕は約30社の酒蔵から選りすぐりの上質な酒粕を仕入れています。日本酒と同じように酒粕にも辛口なもの・甘口なものなどそれぞれ微妙に違います。それらの味が均一になるよう独自のブレンド技術で、いつでも美味しい奈良漬けをお届けできるよう工夫します。

  • こだわりの酒床で、塩蔵した野菜の塩分をゆっくり抜きながら甘みをのせ、最長2年半もの歳月をかけ、じっくり熟成させていきます。化学調味料を一切使わず、すべて自然のものだけで約2年の月日をかけて熟成された奈良漬けは、まさに漬物の最高級品なのです。

こだわりの守口漬を試食。生協組合員さん同士、話も弾みます♪

■製造工場見学

  • 当日は白ウリの仕上げ漬けの作業を行っており、1度漬けした酒粕を手作業で取り、水洗い後に次の酒粕に漬けかえる工程を見学しました。1度漬けで使用した酒粕は塩味が強すぎて再び漬け込みに使うことができないため、重石の代わり等、別のものに再利用しているそう。

  • さらに出来上がった奈良漬けのパック詰め作業も見学。包装までの工程も主に手作業で行っており、酒粕が残っていないか、野菜の痛み等はないかの確認を人の目や手で丁寧に行った後、野菜を刻み、包装を行っていました。

漬ける工程や年月とともに照りのある琥珀色に変わっていく守口漬。(模型)

■刻み奈良漬け体験

つづいてお楽しみ!まぜまぜ刻み奈良漬け体験。
ウリ、キュウリ、守口大根、ナス、ショウガ、菊イモ、スイカの7種の野菜の中から3種を選び、刻んでまぜまぜ!自分好みのブレンド奈良漬けができました。

特に人気だったのは生姜・菊イモ・ナス!
真剣な表情で思い思いの形に刻んでいきます。
完成~‼「食べるのがもったいないけど明日の朝食にさっそく食べます」の声も。

■参加された方からの感想

  • 楽しい見学・体験でした。価格が少し高いのでなかなか利用できませんでしたが、こんなに手間がかかっているなんてこの価格は当然ですね!

  • 丁寧な説明でとても良い経験が出来ました!工場見学ではみなさんが手作業されていることにびっくり!食品添加物も入っておらずとても安心。また利用したいです。

扶桑守口食品ではこの伝統野菜や名産品の良さを幅広い世代に伝えるため、
犬山城下町での店舗展開やランチ提供・食育や商品開発にも力を入れています。地域の子ども達に向けての見学や体験会、職場体験、学生とのコラボレーションや守口漬の新しい食べ方の提案などを積極的に行っています。

マヨネーズとあえてタルタルにしたり、アイス等スイーツとの相性も◎

組合員である私たちにできるのは「知って、食べて、応援すること」!
みなさんもぜひ商品利用を通して、守口漬・奈良漬を楽しんでみてくださいね!
★次回はアイチョイス・カタログ1月2回(12/23~27に配布)で『吟づくり奈良漬け』を企画予定です。









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