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作りたい女と食べたい女

漫画『作りたい女と食べたい女』が面白いです!

料理できる=いいお嫁さんになる
女は痩せて少食の方がいい
男が偉い

イマドキそんな昭和なこと、面と向かって言うかね?って思いますが、まだまだ性差別はなくなりません。
セクハラだなんだと痴漢免罪者を作るほど女性が保護されすぎるのもどうかとは思いますが、実際に嫌な思いをしている女性は多いと思います。

家族との関係の危うさもよく描かれています。大人になると親の凄さを感じる一方で、未熟さや卑しさが浮き彫りになることもあります。誰だって完璧なわけじゃない。でも、認知症一歩手前ぐらいだと、本人が一番辛いのは分かりますが、周りもなかなか辛いものがあります。病気でなくても、全く理解し合えない親子だってたくさんいます。善悪への心構えからして違うと、この人と話してもしょうがないとなってしまいます。

辛い子供時代、親との意見の齟齬、どれだけ頑張っても理解し合えない人間は、例え親子だろうと往々にしてあるものなんだと、大人になるほど感じます。

親と疎遠になった時、自分の本当の味方はいないと考えると足元がぐらつくほど不安になります。ぐらつきに慣れた頃、少しずつ自立していくのかもしれません。

ジェンダーへのアプローチもとても好感が持てました。ジェンダーだなんだと検索すると、多少なりとも卑猥なページが出てきて、一気に拒否感が強くなります。
ノンセクやアセクシャルというジャンルがあるのも納得です。
でも実際は明確にジャンル分けなんてできません。
HSPだって個人差があるし、アレルギーや食べ物の好みだって千差万別。
どうにか似たエリアにいる人達を組み分けしてるだけです。


一緒にいれたら嬉しい。
来年も再来年も一緒にいたい。
喜ぶ顔が見たい。

そう思える相手が見つかることは人生に何度とない奇跡です。

好きなひとが、異性でも同性でも、素敵なことだと思います。
早くこの世界から本当の差別が根幹からなくなりますように。
個人差を認められる世の中になればいいな。

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