記事一覧
自我が芽生えたお姫様
初恋は実らない。小さい頃からママの口やドラマや漫画で良く聞く台詞。
悲しいけれどそういう物なのかもしれない。でも、あなたのおかげで恋心を知れました。あなたのおかげで自分にこんなに熱い感情がある事を知れました。仰げば尊しわが師の御。耳に響いて残るは卒業式に纏わる合唱曲の蛍の光。さっきこの歌を歌ったばかりだけど、これは恋い焦がれてやまないあなたに贈りたい私の気持ちそのもの。
蛍と言えば、全く意味
世界一不幸な私の終わり
あーやだやだ。どうしてこうなっちゃったのかしら。生活の保障と安心はくれてもちゃんと好きな人と結婚すれば良かったわ。
あーやだやだ。平均より楽な暮らしはできるかもしれないけど、子供二人をきちんと育て上げるにはたくさんのお金が必要なのよ。
あーやだやだ。専業主婦って楽な物に身を任せるんじゃなかった。専業主婦で家にいるからこそ結婚したパートナーといっぱい話がしたいのに。
あーやだやだ。なのに何で
貴女の未来に僕はいない
「いい加減にしろ!!次同じ事をしたらお前との結婚生活を本気で考え直すからな!!」
結婚して約一年、遂に初めて主人に頬を叩かれてしまった。勢い余って叩かれたせいか頬がジンジンと痛む。腫れはしないだろうと思いながらもアイスノンを冷凍庫の底から出し、ハンカチに包み赤みを帯びた頬に当てて冷やす。午前7時10分、私の頬を叩いて直ぐに、早起きして作ったお弁当も持たずに主人は会社に出勤してしまった。