【浜松】遠州焼き@お好み焼き大石
はじめに
みなさんこんにちは!
浜松の名物というと何が思い浮かびますか?
うなぎ?うなぎパイ?浜松餃子?お土産にも喜ばれる一品がありますね。
そんな中地元の方に愛されるご当地フード見つけました!
その名も「遠州焼き」。
遠江のローカルフードでお土産店などでは見かけない名称なのでピンとこない方も多いかと思います。
この記事ではお店の場所や店内の様子から食事した遠州焼きをご紹介します。
お店の場所
今回伺ったのはお好み焼き「大石」さんです。
お好み焼きと聞くとなんてことない感じですが…
こちらのお店では遠州焼きをお好み焼きと呼称するようです。
それ程に遠州焼きというお料理が地元では特別なものではなく身近なお食事の一部なのだと感じられますね。
さてお店の場所は最寄り駅が浜松駅となります。
方角は駅から東側で徒歩20分程の所にあり、東海道線の高架に沿って歩き突き当りを右折し高架を潜ればお店が見えてくるので、道のりはそこまで複雑ではありません。
徒歩が辛い方は遠鉄バスで「相生南」まで利用すれば楽に向かえます。
車利用の方にも店舗近くに数台分駐車場があるようです。
外観・内観・お料理
お店に到着すると長らく営業をしているのだな~と感じるレトロ感な佇まい。
伺った季節は夏ですが氷旗やソフトクリームサインがお食事処でありながら甘味処でもある地域の憩いの場を感じます。
入店すると左手に大きな鉄板を置いた調理場を構え、テーブル席を数卓用意したゆったり過ごせる内観となっています。
メニューは壁にさげられており画像付きでトッピングやソースを解説してあるので安心して選べます。
遠州焼き以外にも焼きそばやうどん等の麺類があり具材の組合せでメニューが豊富、おにぎりも販売している他ぜんざいやかき氷もたくさんのシロップから選べ甘味だけでも来店できるようになっています。
今回私が注文したのは「お好み焼き」の全部入りで味付けは標準のソース、全部となると「豚肉・桜えび・イカ・」の三種が入っています。
注文するや否や鉄板ではキャベツと紅生姜も入れ解いた粉が「ジュ~」っといい音を立てて焼かれ始め、音と共に粉ものの香りが漂いできあがる迄のウキウキ感が高まります。
そしてしばし待つこと数分、配膳された遠州焼きはソースが先にかけられ食欲をそそるスパイシーな香りが鼻腔を刺激します、おいしそ~。
早速いただいてみると…ふっくらおいしい!
ウスターソースがシャープな味わいで粉ものの味を邪魔しないですね~。
そして桜えびの香り、豚肉の味わいなどなど食べる部分によって感触も味も変わり、素お好み焼きのシンプルな粉ものも良いですが初めて食べる方なら全部入りお勧めです!
そしてここまで読んだ方なら察するかと思いますが、「それならお好み焼きって名前でいいのでは?」と。
ここが遠州焼きたる所以というもの。
なんと!遠州焼きには「たくあん」が入っているのです!
浜松市の「三方原(みかたはら)」地域の特産である大根を使用した漬物、黄色いたくあんが入っていることが遠州焼の秘訣だそうですよ。
少し食べてから具材を探してみると…ありました!
蒸されたせいか、「パリパリポリポリ」という感じが無かった為はじめ気づきませんでしたが、ソースの辛みだけでない何かが塩気を足しているなと感じたらそれがたくあんなのです。
塩味もインパクトもいい感じに効かせている遠州焼き、おいしいですよ!
おわりに
そんなこんなでしっかり味わいながら店内を見渡せば遠州焼きに舌鼓を打った後、甘味で涼を取るご家族、食事をしつつ夕飯用に遠州焼きをテイクアウトも注文していくご近所の方などを拝見し、地元の方に根差した食文化であることに理解が深まる貴重な体験をしました。
私は遠州焼きのみのお食事で退店しましたが、店内の客人達のゆったりと過ごされている風景が微笑ましく、食事の満足感だけでなく1949年創業の昭和時代を今も残すレトロ感に浸れるひと時でした。
皆さまも浜松へ出向いた際に王道な浜松フード以外の食事をしたいな、と思ったら是非遠州焼きを選択してみましょう!
※因みにソースはご近所に工場を設ける「トリイソース」という浜松ご当地のソースを使っているようです。
当日大石さんに立ち寄った後工場を偶然見つけたのでそちらも別の記事にてご紹介したいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました🐾