【新潟】タレかつ@とんかつ太郎
はじめに
みなさんこんにちは!
かつ丼っていうとどんなものをイメージしますか?
地域によって変わると思いますが、和風だしで煮込んで卵とじしていたり、カラッと揚げたカツを山のように見立てて積み上げてから濃厚ソースをかけていたりとバラエティに富みご当地グルメにもなっている地域もありますよね。
そんな中かつ丼はかつ丼でも「タレかつ丼」というローカルフードがあるのを御存じでしょうか。
この記事では2019年に新潟旅行した際巡り合ったかつ丼屋さんでかつ丼を頂いた当時の様子を記していきます。
お店の場所
今回伺ったのは「とんかつ太郎」さんです。
新潟タレかつ丼の発祥の店と大きく掲げられている通りこちらのお店がローカルフード「たれカツ」の起源なんです。
場所は新潟駅から信濃川を挟んだ向こう側古町エリアにあります。
アクセスは徒歩だと30分はゆうにかかる場所にあり、バスに乗車すると「古町」で降車し徒歩4分ほどで向かう事ができます。
アーケード街「ふるまちモール」の5と6を挟んだ道路の西側にありますので古町の中心地までくればお店はすぐそこです。
お店の成り立ちは昭和初期との事ですから、前日に頂いた鳥専門店「せきとり」さんと同時期かそれよりも少し早い感じですね。
外観・内観・お料理
タレかつの文言がインパクトある外観でやはり発祥のお店と書いてあると原点を知りたくて立ち寄りたくなりますね。
2024年現在では新潟駅の改築に併せ構内に2号店を出店されていたようですが、それまではずっとこちらの店舗のみで営業されていていました。
今やタレかつは新潟のご当地グルメの定番となって同系統のお店が多数ありますが、その中にはこちらで修行されたお弟子さん達が独立されて出店されているようなので食文化として深く根付いているのが分かります。
さてそんなとんかつ太郎さんには平日夕方に伺いました(2024年に調べたらランチ営業のみに変わっていました)。
どうやら休日やランチ夕飯時は大変混むようなので開店時間丁度に合わせ来店したのは成功かも。
店内は一階がカウンターのみで二階は小上がりになっているようです。
厨房では忙しなく調理の準備をされている様子、この日もたくさんは食べられないだろうなぁと感じてメニュー表を開くとミニかつ丼の文字、カツの枚数やご飯の盛りまでしっかり描いてあって目安にするのに便利なのが嬉しいですね。
ということで今回はミニかつ丼を注文してささっと食べることに。
それにしてもメニューに何枚入っているってあまり揚げ物で見たことが無くて、仙台でよくいただいた牛たんを思い出しちゃいます。
牛たんってメニューにたん○枚とよく表記されていますよね。
注文受けてからジュ~っと私のカツが揚げられているんだなぁという音を聞きながら思いに耽っていたらかつ丼がやってきました!
ミニだけにちょっと小ぶりな丼にぴったり収まる平たいカツ、きつね色でとってもいい色味をしています。
パン粉の粒度がとても細かいのも特徴ありますね。
そしてここで思ったカウンターのシンプルさ、あれ?ソースがない。
そうなんです、こちらのタレかつはただ揚げているのではなく仕上げにしっかりとタレを潜らせてから提供されているんですよね、カツの色味が薄いからといって味付けしてないわけではないんです。
なので追いソースや味を変える調味料などは置いていないのも納得。
と気づいてからさっと撮影してからいただきます。
タレを潜らせていながらも持ち上げた瞬間分かるサクッとした表面、しんなりすることなく口に運んだらいい音出すんだろうなぁというフォルム。
そして立ち上がる香りはソースではなく醤油の香り。
そうそう新潟のタレかつの特徴はしょうゆベースの和風なソースなんですよね。
これも特徴があって有名になるだけあるアクセントになっていて、まったりした洋風なソースも良いのですが醤油味にすることでよりさっぱりいただけるんです。
これがとっても細かいパン粉に纏われることで絶妙なバランス、これぞ新潟に来てようやく食べられる味って感じです。
と御託は脳内で一瞬のうちに昇華して一口頂いてみるとやっぱり超サックリ、そして醤油のシャープな味わい、噛むほどに柔らかい豚肉のうまみとその後から来るタレの甘みがしっかり絡んでとってもおいしいです。
そして米どころ新潟、ご飯も美味しい。
ふっくらごはんにしょうゆベースのたれの組合せ、食欲を掻き立てる組合せなだけでなく、甘さを含んだタレがまたいろいろなイメージが沸き起こります。
そう、ご飯を食べていて思ったのがこの甘じょっぱいタレの組合せ、どこかで食べたことあるお菓子と同じね。
これ同じ新潟の米菓メーカーのパッケージがおばあちゃんの味だ!と
久しくそれを食べていませんがあの甘くて醤油の香る感じは気持ち似ていると思ったりして。
と新潟らしさの詰め合わせな丼を平らげてお腹いっぱい、良い思い出を携えお店を後にしました、ごちそうさまでした~。
おわりに
新潟発祥のローカルフードを頂くことができて大変満足なひと時でした。
平日に行動できることもあってタイミング早めれば空いている時間帯にゆっくり食事できるのも食べるのが遅い私にはちょうど良いかも。
と何店舗かローカルフードを巡ってみましたが、新潟駅からバス移動が望ましい古町エリアは昨日伺ったわっぱ飯の「田舎家」さん同様商店街にご当地グルメのお店が多数あるかと思います。
散策するにも魅力的な街並みと思いますので新潟に降り立った際は駅前エリア、万代エリアに続き古町エリアも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました🐾