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【熊谷】ふらい焼き@小山食堂


はじめに

 みなさんこんにちは!
粉ものってささっと焼いて食べられてご飯やおやつに大活躍ですよね。
手軽さもあって粉ものは一つの食文化となって地域それぞれで独自のローカルフードとして名をはせています。
メジャー処なら大阪のお好み焼きやたこ焼き、東京ならもんじゃ焼きなど誰もが耳にすることがありますが、少し視野を広くしてみると埼玉県にも粉もの文化ってあるんですよね。
この記事では2022年熊谷で出会ったローカル粉ものフードを食した当時の様子をご紹介します。

小山食堂外観

お店の場所

 今回伺ったのは「小山食堂」です。
お店は熊谷駅の北口側に有り、徒歩約7分程の所です。
北に歩いてすぐにある忍川まできたら川を左手にして上流へ歩いていくと右手に見えてきます。
黄色の庇がとっても目立つのでわかりやすいです。

外観・内観・お料理

 昔ながらの食堂の佇まいといった店構え、伺ったのが丁度予想最高気温が40度近い真夏だったので氷旗がはためく様子だけでも涼しさを得られそう。
早速入店してみると目の前にはU字のカウンター、左手から奥に掛けてテーブル席が設けてあります。
食堂のイメージを浮かべながら入店した為思いがけず主張あるカウンターがおしゃれに感じて、喫茶店として営業していても遜色ないレイアウトだったりして。
一人で入りましたが暑すぎて熊谷の通りには誰も歩いておらずお店は貸し切り状態、了解いただいてテーブルで待ったりすることにしました。
今回は熊谷のローカルフードを食べるんだい、という目的があったのでどんなに暑かろうが焼きたてのふらい焼を注文することに。
しばしメニューを眺めふらい以外に何があるか品定め。

2022年8月当時のメニュー表

ふらいの他にも焼きそばが筆頭に上がり、軽食として大きな存在感、バリエーションも豊富で大人数で来てシェアしたら楽しそう。
注文した後は内観を観察、U字のカウンターの奥側にキッチンがありそちらでスタッフの方がふらいを焼いています。
後から入店された方はお持ち帰りを注文しながら席に着きこちらでも食べていく模様、あぁこれは浜松で頂いた遠州焼き「お好み焼き大石」のシチュエーションと同じね。(浜松の出来事は未来の話)。


地元の方の身近な食べ物って時代の移ろいがあろうと変わらない風景なのかも。
と家庭でも普段から食されているんだな~と感心していたらフライ到着!

フライ焼きはソースっぽい味

直径25センチ以上あるかも?という大きさでそれを半分に折ってあります。
そして縁には茶色の海、粘度からしてウスターソースかしら、でもほんのり醤油の様な和風な香りもする不思議な調味料。
頂く前に中身の確認、2つに折られた小麦粉のそれは底面側を持ち上げ畳んであり、閉じた内側を開いてみると上面の具材が露になります。
目に付くのは葱とキャベツと豚肉ね、結構ざく切りになっていて主張があります。
そして持ち上げて感じる小麦粉の粉っぽさの無さ。
お好み焼きとかだと「パサッ」や「サックリ」と感じる生地の感触がありますがふらいはどちらかというとムニムニした感じでモチモチ感がとっても印象的。
お好みでどうぞと後からソースと唐辛子を置いて行ってくださったとおり、生地の色は小麦粉を溶いただけのナチュラル感。
ここで分かったのがこの3時間前に伺った「石井食堂」さんのふらいと大きな違いがあるという事。


あちらのふらいは焼き上げた色合いが全体的に茶色だったんです。
こちらの色味がプレーンだとすると石井食堂さんは生地にソースを混ぜて焼き上げているんだろうなぁという発見。
なので小山食堂さんの場合は焼き上がりまでは素焼きで味付けは後掛けだろうと勝手に推測。
折角なのでソースの付いていない部位を食べてみると具材の味わいに少々の塩味、ソースをかけて完成って感じのシンプルな味わいです。
お皿を漂うソースをかけて塩味を足しますがそれでもちょっと薄味なのかも、だから後から足せるようにソースも用意してくださったのね、ソースを多めにかけて唐辛子を振るとこれまた味が変わっておいしいです。
ベースがシンプルだからこそ色々な具材を足したメニューが豊富にあるんだろうなぁと思うと他にも試したくなっちゃいますね。
たくさん食べられるタイミングであれば焼きそばもいただいてみたかったのですがこれは次回へのお楽しみ、しっかりと味を楽しみ完食してお店を後にしたのでした、ごちそうさまでした~。

おわりに

 普段降り立つことが無かった熊谷で駅前で早速ローカルフードを巡って食べ比べできるという幸運に恵まれ地元民の食文化に触れられた気がして大変満足しました。
作り方のベースは同じであれどお店の数だけレシピが違うのだなぁと感心しましたし実際に食べ比べした事でふらいの知見を得ることもできました。
駅から徒歩圏内で来店しやすくお値段も手ごろなので、皆様も熊谷に降り立った際はむかしながらの味を楽しみに伺ってみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました🐾




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