【静岡市】しぞーかおでん@杉乃家
はじめに
みなさんこんにちは!
寒い季節のおでんはおいしくて体も温まりますよね。
季節ものと思いきや日常的に食されるエリアもあり、更には地域によって入る食材、味付けなどが異なるので旅先でおでんにフォーカスすると新たな発見が見られるんです。
この記事ではそんなおでんの魅力を初めて気づかせてくれた、静岡おでんを食べに向かった店舗とおでんの特徴を紹介します。
お店の場所
今回伺ったのは「杉乃家」さんです。
所在地はJR静岡駅南口側にあり、徒歩約5分ほどの所にあります。
繁華街がある北口と雰囲気は変わり、ビルの林立する通りではありますが飲食店がちらほらといった感じで割とお昼時は静かなエリアです。
外観・内観・お料理
お店の前に到着すると黄金まんじゅうの看板が。
一見お饅頭を販売する老舗の和菓子屋さんのような感じですが、庇を見るとおでんとおにぎりの文字もあり、夏場はかき氷の販売も行っているようなので氷旗が出て甘味処としてのサインも出ていそうですね。
入店すると入口ではレジとお饅頭を作る作業場が一体となっている様な光景が見え、店内はお菓子やおにぎりを販売するスペースで占められています。
あれ?おでんは、と思いましたがおでんコーナーはさらに奥にあるんです。
奥に進むとおでん卓を囲む一団が既におでんをつまみながら歓談していました。
話の輪に参加するように空いている席に掛けるとお店の方が決まったら取りますよと丁寧に案内してくださいます(もちろんセルフでも可です)。
しばし壁のおでん一覧を見て約2年ぶりのしぞーかおでんに心わくわく、何を食べようか目移りしてしまいます。
数点選び伝えると染みているものを選んでお皿に取り分けてくれます。
おでん鍋の奥に見える備え付けの味噌はこちらのお店のオリジナルでさほど濃くないさらっとタイプで、お好みでいただく際は掛けるのではなく串ごとドボンと漬けるのだとか。
10本ほど頂きましたがしぞーかおでんの入門に個人的なお勧めご紹介。
1:黒はんぺん…いわしを骨ごとすり身にしたもので丸ごとなので味わいが白いはんぺんと違い魚を食べている感じで濃厚、たまに骨が当たるので気を付けたい。
2:豚きりだし…すじ肉をしっかり処理したもので感触はとっても柔らかくねっとり、しぞーかおでん特有の黒い出汁の出所。
3:しのだ巻…こちらのお店では志の田と書く、魚のすり身に油揚げを巻いたもの、油揚げがお汁を吸って大変おいしいご当地食材。
4:じゃがいも…お汁を吸っておいしいおでんならではのお野菜候補は大根ですが、個人的にはしぞーかおでんならじゃがいもと相性いいと感じてます。
5:豚もつ…白モツやガツをおでんにしたもので独特な弾力があってホルモン好きな方ならたくさん食べたくなる味わいです。
他にもオーソドックスなたまごやこんにゃく白滝などもあるので自由に選んでとれるのがいいですね。
またお店によって扱うお肉が変わり豚すじではなく牛すじであったり、変わり種を提供するお店もあるので一度しぞーかおでんの魅力に惹かれるといろいろなお店をはしごしたくなりますよ!
因みに私が過去静岡市内を散策した日はこちらのようなお菓子屋さんに併設してあるようなお店を選び、3軒回り少しずついただくおでん巡りもしていました。
これも一串が少量で7、80円で購入できるお手軽さと、徒歩圏内(20分ぐらい歩きますが)で静岡駅前を中心におでん屋さんがあるという立地の良さも巡るに向いている要因かと思います。
そんな楽しく歓談しながらおでんを食べているとここで驚愕の事実発覚!愉快に語らう方々、よくよくお話ししていたらこの席で知り合った方らしくお知り合いでも何でもないのだとか。
おでんを橋渡し役に知らない方ともすぐ仲良くなれるこの雰囲気もしぞーかおでんの魅力でもありますね。
人見知りな私もおでんという強力な助っ人のおかげで歓談に参加し楽しい時間を過ごす事ができました、ごちそうさまでした~。
おわりに
お店の方とお客さんのハートフルなやり取りで心もお腹も満たされ、おいしいおでんをたくさんいただき退店となりました。
お客さんの中にはおでんを楽しんだ帰りにお饅頭だけでなく大判焼きなども購入する方も多く、甘味を楽しみにされている様子も見られました。
静岡駅から近いおでん店というと2024年現在ですとこちらのお店が一番アクセル良いのではと思い先ず取り上げました。
おでん店は北口側に多く駅前歓楽街を抜けた先にある店舗が多いので興味ある方はそちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。
因みにしぞーかおでんの提供店は今回ご紹介したお菓子屋形式ではない居酒屋タイプもありますので、そちらの違いやその他のおでん店はまた別の記事でご紹介したいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました🐾