悲しみから生じる、謙虚さと優しさ
悲しみや苦しみについて、「それは地獄的な思いであり、天国的なものではない」という考えかたもあります。しかし、もう一つの側面として、悲しみや苦しみには、「人格を練る」という効用もあります。
深い悲しみを味わったことのある人には、次の二つの点において、大いなるプラスが生じてきます。
一つは、「謙虚さを知る」ということです。鼻っ柱を折られ、プライドが傷ついたとき、その悲しみを通して、謙虚さというものを真に学ぶことができます。もう一つは、「他の人に対して優しくなる」ということです