賢くなることよりも、人に優しくなることの方が難しい
最近、読んだ本にこんな事が書いてありました。
「賢くなることよりも人に優しくなることの方が難しい。人生を振り返り、本当にそうだと思います。残された人生、少しでも『人に優しい』、『人の痛みが分かる』弁護士を目指したいと考えています」。65歳で司法試験に合格された吉村哲夫氏の言葉です。
彼は多くの社会経験をされた後、60歳定年の3年前から司法試験の準備をされ、8年かけて司法試験に合格された方です。社会経験を多くされたから、「賢くなることよりも人に優しくなることの方が難しい」と言えるのでしょう。
誰でも勉強すれば賢くなれます。しかし、優しさは学問だけでは生まれてこないような気がします。家庭環境や学校の先生から受けた影響、人との触れ合い、仕事を通じて得た経験など、多くの挫折や体現した心から、本当の優しさが生まれてくると思います。
深い悲しみを経験された人ほど、真の意味で優しくなり、深い悲しみの中から、本当の優しさが芽生えてくるのではないでしょうか。
学問をすればするほど、優しさが深くなっていかなければ、本物の学問とは言えません。今の学問態度や中身に疑問を持っている一人です。
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