敵を前に、背を向けることすら
とても晴れていました。雲がゆっくりと流れて
是非寝てくださいと言わんばかりの心地の良い天気の中時計の針はチクタク鳴いて14を指すころ
……寝ちゃうかあ
寝ちゃうな。一人言をぽやる私に食い気味に被せてくる上司
なんて鋭いツッコミなのかしらと関心に浸るのも束の間。デスクに目をやるとなぜか増えている書類
・・・・・誰やねん。置いたの誰やねん、周りには上司しか存在しない事務所で思わず飛び出る関西弁
それはそうだ、先程まで小説1冊分くらいであっただろう書類が広辞苑のように進化して