敵を前に、背を向けることすら
とても晴れていました。雲がゆっくりと流れて
是非寝てくださいと言わんばかりの心地の良い天気の中時計の針はチクタク鳴いて14を指すころ
……寝ちゃうかあ
寝ちゃうな。一人言をぽやる私に食い気味に被せてくる上司
なんて鋭いツッコミなのかしらと関心に浸るのも束の間。デスクに目をやるとなぜか増えている書類
・・・・・誰やねん。
置いたの誰やねん、周りには上司しか存在しない事務所で思わず飛び出る関西弁
それはそうだ、先程まで小説1冊分くらいであっただろう書類が広辞苑のように進化しているのだから。今すぐBボタンキャンセルしてやろうかと思ったが遅かった 巧妙すぎない……?
いつ置かれたんだ、こんな瞬時に素早くも匠に人のデスクに書類を置くなんてアサシンかキルアくらいしかおらん。
どっちもそんなことしないだろうけど、
ですがわたくしとて立派な社会人、冷静さを欠くわけにはいくまいとすぐに切り替えスーーっとゆっくり息を吸い込む
寝ちゃうかあ・・・
寝よう。こんな天気のいい日に仕事なんて
やってる方がおかしいですよ。そうでしょう?
なんてぷんすこ自問自答しながら周りをみると
こちらを横目にやたらとニヤついてる上司が約1名
アンタか。
バレるやいなや申し訳なさそうに いや、全然そんなことない。なにわろてんねん
近づいてくる上司
「縁さんにしか頼めないと思って」
そんなわけあらへん
もう一度言います
そんなわけあらへん。
止まらない関西弁。
(どうでもいいですが私はめちゃくちゃ関西人ではないです)
…………まあ仕事だし…いつも助けてもらってるからやらないとかあ……。
偉いぞ縁。自分を褒めつつ、鋭い眼光でバレないよう呪ってやると言わんばかりの一睨みを上司に添えて、、、。
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まだタイトルには1ミクロンも触れられてませんが、仕事で緊急事態宣言が発令されたのでここで一区切りとします
続きはまた、見てくれたあなたと、縁がありますように