「DIGGLEのPdMってどんなチーム?」PdMにジョブチェンジした新入社員が解説するよ!
こんにちは、今年4月にDIGGLEにPdMとして入社しました齋ノ内です!
この記事では入社3か月目というフレッシュな目線と気持ちを持った今だからこそお伝えできる「DIGGLEのPdMチーム」についてお伝えできればと思います!
■自己紹介
改めまして、齋ノ内です。
冒頭に「フレッシュな~」とか言っちゃってますが、1989年生まれの34歳、今年でアラフォーに突入する脂ののったお年頃です。
「新入社員」という言葉のマジックで若さを演出してみました。
まずは職歴や趣味など、簡単に自己紹介させてください。
職歴
前職はキャンプ場予約サイト「なっぷ」を運営する株式会社R.projectに8年半在籍しておりました。クライアントであるキャンプ場運営施設に対する営業からCS業務、プロモーション企画やプロダクトマーケティングのプランニングまで幅広く対応し、いわゆるジェネラリストなキャリアを歩んできました。それゆえ、器用貧乏な自分に時々悩むこともありましたが、一つの事業を多角的な立場で見ることができた経験は一生の宝だな、と転職した今でも思っています。
プロダクトグロースに関与する経験をする中で、今後のキャリアはプロダクトを提供する立場ではなく、今までの経験を活かした形でプロダクト作りに貢献できる働き方はないか?と考えるようになりました。 会社探しをする中で、DIGGLEと出会い、「予実管理」という領域には全く無縁でしたが、顧客に向き合ったプロダクト作りができるのでは?と直感が働き、入社を決めました。
趣味
前職の影響で、キャンプ、登山などのアウトドアです。
今年の夏休みは妻と2歳の娘と3人で福島県まで長期キャンプ旅行に行ってきます!(DIGGLEでは有休とは別に5日間の夏季休暇がもらえます。地味に長くて嬉しい~!)
また、DIGGLEではアウトドアは少数派なので、どうやってみなさんにアウトドアを布教しようかと思案中でございます。
■DIGGLEの「PdM」の役割
予実管理SaaSプロダクト「DIGGLE」でのPdMの役割についてお伝えします。
DIGGLE、および予実管理ドメインについてはPdMリーダー本田が書いたこちらの記事が世界で一番分かりやすくまとまっているのでぜひご覧ください!
DIGGLEでのPdMの役割
一般的にPdMの広義の役割は「プロダクトの成長に責任を持つ役割」と定義づけられてます。
DIGGLEのPdMも確かにこの定義の通りなのですが、もう少しイメージが付くように、DIGGLEでのPdMの役割と実際にアクションしている概要をちょっとまとめてみました。
業務レベルに起こすともっと多岐にわたりますが、だいたいこんな感じです。
世のSaaSのPdMとそこまで大きなギャップはないんじゃないかな、と勝手に思っています。
■PdMの業務一例
タイトルに沿ってPdMの業務を全てお伝えしたいところですが、ここでは私が現在担当している「ユーザーストーリーの作成」について紹介したいと思います。
ユーザーストーリーの作成
DIGGLEのプロダクト開発の一番初めのプロセスとして、「ユーザーストーリーの作成」を行います。
ユーザーストーリーは、ユーザーの視点からプロダクトを開発することを目的にした、ユーザーの要求を整理するフォーマットのようなものです。
具体的には
これがフォーマットとなります。
どのように作成しているか
ユーザーストーリーはお客様からの直接の要望だったり、社内で発生した問い合わせだったり、戦略上ターゲットとしているユーザーの課題仮説などを基にして作成します。
例えばお客様からの要望を基にユーザーストーリーを作成するプロセスを超大まかに説明するとこんな感じです。
●仮説立案
要望から「ユーザーが達成したい状態とそれを阻む課題」について仮説を立てます。
●仮説の確実性を高めるアクション
立てた仮説の確からしさを高めるために、要望を起案したCSメンバーにヒアリングをしたり、必要に応じて定量的なリサーチ・分析を行い、より説得力の高い仮説へと昇華させます。
●課題解決手段(機能案)の立案
仮説立てたユーザーが達成したい状態と課題のギャップをどう埋めるか?がいわゆる機能案になります。ここについてはデザイナーやエンジニアにユーザーストーリーを共有した上で一緒に考えていきます。
デザイナー、エンジニアに共有する際も一貫して「ユーザー」を主語にするので、彼らとも目線を合わせて話をすることができていることが素晴らしい点だと思っています。
この2か月で何度かユーザーストーリーを中心とした議論をしましたが、専門的なプログラミング知識が論点になったことは一度もなく、とにかくユーザーの行動や課題に全員が集中しており、本質的な議論がされているな、と実感しています!
作成の上で大事にしていること
ストーリーを作る上で一番重要なことは、きれいなフォーマットを完成させることではなく、なぜこのストーリーをやるべきか、その背景とユーザーが持つ課題を深く理解し、明らかにすることだと思っています。
プロダクト(機能)を主語にした文脈ではなく、実際にDIGGLEをご利用いただくユーザーの文脈で、そのユーザーが達成したい状態とは何か?という問いに対する確度の高い仮説を立てることが求められます。
つい「何の機能を開発するか?」とアウトプットすることを目的にしてしまいそうになることもありますが、常に「顧客の達成したいことは何か?」と顧客の体験を強く意識することを非常に大切にしています。
そしてDIGGLEの顧客であり、ユーザーとは、企業の予実管理業務を行う「経営企画」または予算、見込を入力する現場の「事業部」になります。
彼らがそもそもどういう業務を行っており、日々の困りごとは何か?という理解が深まれば深まるほど、確度の高い仮説が生まれやすくなります。このドメイン知識をアップデートしていくことも非常に重要です。
(目下勉強中!)
■PdMチームの「人」と「雰囲気」
メンバー構成
PdMチームはPdM3名、デザイナー1名で構成されています。
各メンバー全員noteを書いているのでよかったらぜひ見てください!
▼PdMを引っ張る若きリーダー本田
▼エンジニアのバックグラウンドを持つPdM高野
▼つよつよデザイナー江原(デザイナー大募集中!)
私含め4者4様、様々なバックグラウンドを持つメンバーで構成されていて、得意領域や特性もバラバラです。とにかく勉強になることが多くて、みなさん普通の会話をしているかもしれないですが、私はだいたい毎日勝手に何かしら学んでます。
目線合わせを大事にしているチーム
PdMは「ユーザーが達成したいゴールは何か?」というような抽象度の高い課題を扱うため、意思決定の際に定量的な情報から判断する場合より、仮説や不確実性の高い情報から総合的に判断するシーンも多くあり、とても型化しにくい職域だと思っています。
そのため、各メンバー個人の主観による判断ではなく、チームで意思決定するためには、共通の物差しで課題を見つめていく必要があります。そのためにPdMチーム同士での課題をとらえる目線合わせを非常に大事にしているように感じています。
具体的には
先ほど挙げた「ユーザーストーリー」の設計において、課題の捉え方を例題を通してチームである程度進行の共通解を得る「ペアプランニング」というものを実施したり、
考え方を共通認識化するために、プロダクトマネジメントの書籍内のテーマについて議論しあう「輪読会」も週次で行っています。
「どのような思考で日々ユーザーの課題と向き合えばよいのか」という個人としての視座も高まりますし、何といっても同じチームの人と思考フレームを共通化できるのはこの上なく心強いですよね!
助け合いの精神
入社して1か月は、プロダクトのことはもちろん、予実管理のドメインに関する圧倒的な知見の乏しさが故に、slackや定例MTGでの会話がもはや外国語のように聞こえてしまい、何会話してるか分からない状況に、勝手に落ち込んだりしました……。
そんなときに一番頼りになったのは周りの先輩たちのフォローです。Slackでは質問をすればほぼ100%返ってきますし、独り言みたいにぼんやりつぶやくと「こんな情報や考え方があるよ!」と積極的なレスがあったりします。
時には必要なメンバーをアサインしてくれたりして、 社内人脈がない自分のコミュニケーション接点の機会を作ってくれたりしています。
また、PdMでは毎日AM10時に朝会を実施しており、そこで不明点などを都度チームに直接会話を通して確認することができます。 なので、日々業務でいろんな意見を聞きたいときは「明日の朝会でみんなに聞いてみよう」と処理することができるので、確認・相談できる場が毎日あるのは心理的にすごく助かっています!
「助け合い」と言いながら、助けられっぱなしの例ばかりですね……。
早く助ける側に回れるように頑張ります。押忍。
■これからのPdMチームについて
チーム体制を作ろうとしている段階。だからこそ面白い。
本田以外のPdMメンバーは、私含めここ半年で入社したメンバーばかりです。そのため、今は必要な情報や考え方をPdMチームで体系化し、全員が理解することが求められています。
まだまだチームとして完成されていない部分もありますが、全員が力を合わせながらいいチームにしていきたいよね、という空気感があり、そこに面白さと喜びを感じるところです。このチーム作りに関しては、社歴や業界への理解度はあまり関係のないところだと思ってるので、これまで属してきた組織やチームでよかったところのチームへの還元など、自分にできることはどんどんアウトプットしていきたいなと思っています!
今後自分が担っていきたい役割
私はメンバーの中でも開発に携わってきたバックグラウンドは比較的浅いほうで、開発のフレームワーク理解に対するキャッチアップもまだまだ必要な状態で、努力が一層必要な点であると自覚しています。逆に、これまで営業、CS、マーケといったビジネス視点でプロダクトを見ること、 お客様の体験とプロダクトの関係性を考えることが好きなので、 顧客とDIGGLEが一緒に成長できるためには何ができるか?を常に問いながらよいプロダクト作りに貢献したいと思っています。
そのためにはまだまだこの「予実管理」というドメインと市場に対する理解を深めないとな、 ということで日々勉強中です!!
DIGGLEについてはフレッシュな視点を還元しつつ(まだ言ってる)、 一方でビジネスに関してはこれまでの経験をフルで活かせたらと思っています!
少しでもDIGGLE、そしてPdMチームについて興味があれば気軽にお話しましょう♪