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【東北大学祭archive-1】コーヒー、あるいはそれを取り巻く全て。

こんにちは。長らくお休みしていたnoteですが、東北大学祭が終わったことを機にアーカイブ投稿をしていきます。

私たちの掲げるコンセプトは、
「生産者から消費者までを繋ぎ、コーヒーに関わる全ての人を幸せにする」こと。

 今回の学祭ではこのコンセプトを体現させることができ、Cooffambersにとってとても大きなイベントとなりました。ここから学祭の様子を全3回に分けてnoteで更新します。第1回目はコーヒーと焼き菓子です。


Cooffambers代表、村上より

 お久しぶりです!代表の村上です。
まずは、ご来場頂いた皆様、本当にありがとうございました。

 今回の学祭は、私がサークルを結成してから2年の集大成となるものでした。新しいメンバーも増え、更に成長したCooffambers。最も特筆すべきは、インドネシアのアリフさんのもとを訪れ豆を買わせていただき、温もりが伝わる形でストーリーとともにコーヒーを提供できたことでしょう。

 サークルのコンセプトである「生産者から消費者までを繋ぎ、コーヒーを通して関わる人すべてを幸せにする」ことをまずは一つ、このような形で達成できました。私自身、わずか2年で買付けからカップまでをサークルで行うことができるとは思っていませんでした。これは、日本の大学生で私達が初めての快挙です。

 ご来場下さったあなた。コーヒー生産地は非常に遠くに感じ、まるで異なる世界のことのように思われていたでしょう。産地に赴き、現地の方々と交流し、豆を仕入れ、一杯の飲み物として提供する。そんな我々の活動を通して、少しでも身近に感じていただけたら幸いです。

 さて、ここで、少しだけ Cooffambersの仲間たちの自慢をさせてください。

 コーヒー部門。今回の学祭では計22kgの豆を焙煎しました。抽出技術も向上し、ヘッドバリスタとして後輩を指導する2期生、それにしっかりついてくる3期生。3日間を通して、安定してずっとおいしいドリンクを提供できました。夜カフェではアレンジドリンクが大好評。
 お菓子も、昨年の倍以上の量を3日間調理場に缶詰めになって用意し、見事完売。
 デザイン班は ZINEの完成度が高すぎて脱帽です。豆カードやメニュー、宣伝投稿も、統一感あってめちゃめちゃかっこよかった。
 インテリア班。急な予定の変更などがあった中でも、素敵な空間を作ってくれました。モニュメントのアイデアも、センスの塊でしたね。
 そして何より、買い付けに行ってくれたさときんぐ。彼がいなかったら、今年このような出店は成し得なかったです。黒板の展示のテキストも彼が執筆したのですが、等身大で、心にスッと染み込んでいくような、本当にいい文章でした。こんなにいいメンバーに恵まれて、つくづく幸せ者だなと感じました。サークル名にもあるように、本当に家族のように大切な存在です。
心から、ありがとう。

 そして、最後になりますが、私たちがここまで成長し続けられたのは、日頃からお世話になっている皆様のおかげです。いつもありがとうございます。これからも Cooffambers をどうぞよろしくお願いします。

1.コーヒー : 買い付けから焙煎まで

 今回の東北大学祭では、ハンドドリップの本日のコーヒーと飲み比べセットに加え、オーツミルクラテ・チャイラテを提供しました。3日間の総杯数は1,700を超え、昨年を超える規模に。

 本日のコーヒーは、メンバーがこの夏に直接訪問したインドネシアにある農園のコーヒー豆を自家焙煎で提供。サークルのコンセプトである「生産地から消費者までを繋げる」を見事に体現しました。

 今回提供した豆のプロセッサーであるアリフさんにも、Instagramを介して学祭の様子を届けました。
コーヒーの生産地は遥か遠くのように感じますが、コーヒーを通していつでも繋がっているのだと実感しました。

農園訪問を行なったメンバーからのコメントです。

 コーヒーを飲む私たちにとって、コーヒー生産者はどこか遠い存在に感じられるかもしれない。

 お互いが切り離された世界にいるようで、生産者側も同じように感じているだろうと、なんとなく思っていた。
 でも、アリフさんは私たち日本人を温かく迎え入れてくれた。言葉が通じなくても、彼の誠実さや優しさが心に伝わってきた。国や文化が違っても、コーヒーを通じて心が繋がる瞬間があるんだと強く感じた。
 コーヒーという飲み物は世界中の人々を結ぶ共通言語なのかもしれない。

 今、私たちがこうしてコーヒーに情熱を注げるのは、アリフさんのコーヒーへの愛と誠実な仕事のおかげだと思う。

 一杯のコーヒーに、私たちの想いを込めました。
日本から、心からの感謝を添えて。

メンバー 田中聡起

 インドネシア中部ジャワのアリフさんは村で唯一のプロセッサーです。彼は小規模ながら高品質なコーヒーを作り続け、村全体を支えています。
 アリフさんは、村のコーヒー産業を未来へ導く若いリーダーです。

プロセッサー アリフさん

Kami sangat senang bisa menyampaikan biji kopi Anda kepada banyak orang Jepang. Pertemuan dengan Anda telah memperluas dunia kami.
Kami sangat menantikan hari di mana kita bisa bertemu lagi. Terima kasih dari hati yang terdalam.
Salam hangat, dari seluruh tim Cooffambers.

(日本訳)
あなた方のコーヒー豆を多くの日本の皆様にお届けできることを大変嬉しく思います。あなた方との出会いは私たちの世界を広げてくれました。またお会いできる日を楽しみにしております。本当にありがとうございました。cooffambers一同、これからもよろしくお願いいたします。

メンバー 田中聡起

2.コーヒー : 飲み比べとアレンジドリンク

 昨年大好評だった飲み比べセットでは、宮城県内のロースターを3店舗ピックアップして、個性あふれる豆を3種飲み比べという形で提供。

 登米市からはKultur coffee roastersさん、石巻市からはTHE STAND COFFEE ROASTERYさん、仙台市からはGOOD LUCK COFFEE ROASTERSさんのお豆を使用しました。
 学祭当日はお客さんがフレーバーやプロセスについて質問をしてくれることも。スペシャルティコーヒーに興味を持ってくれる方が多く、本当に嬉しかったです。

 また、昨年同様、Kuriya Coffee Roasters さんからエスプレッソマシンをお借りしてラテも提供しました。夜カフェ限定で用意したエスプレッソトニックやストロベリーラテ、コーヒーピーチソーダのアレンジドリンクは大好評。日中とは一転して暗い雰囲気のなか、副代表が演奏するギターとコーヒーで心地良い時間になりました🌙


3.自家製焼き菓子

 今回は4種類の自家製焼き菓子を提供。今回も度々お世話になっている、北目町の綴カフェさんにて菓子製造室をお借りしました。3日間計45時間に渡って、約600食も製造!🍪

 焼き菓子は一つずつ個包装で販売しました。サークルのロゴが描かれたラベルや原材料表記も一から作成。完成度の高さにお店のものと間違われることも。タイトなスケジュールでお菓子を作り続けたみんな、本当にすごいです。

 昨年よりもたくさんお菓子を製造しましたが、どのお菓子もコーヒーにぴったりであっという間に完売しました。コーヒーに華を添え、Cooffambersの学祭には欠かせない存在です。

味も見た目も完璧なお菓子たち✨


4.おわりに

最後までご覧いただきありがとうございました。
noteでは、Instagramのキャプションからはみだしたコーヒーへの熱い想いを発信していきます。

学祭アーカイブ投稿はInstagramもぜひご覧ください!


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