おどろきばんワークショップレポート
●当日の様子
当日は下北沢のCOSに集合。午前と午後の2回開催です。集まってくれたのは4歳から12歳までの子どもたちと、いっしょに参加してくれた父母の方たち。コンビビでは、子どもも大人もいっしょに参加しそれぞれが刺激し合うワークショップ、をひとつの理想形として考えていることもあって、今回の親子参加はとてもうれしく、楽しい時間になりました。
おどろきばんは、19世紀にヨーロッパで発明されたアニメーションの起源となる装置で、その簡易版を工作する2時間のワークショップ。まずアニメーションの仕組みとおどろきばんの説明を行ってから、さっそく制作に入りました。なにを動かして、変化させてアニメーションにするか、いくつかの作例を見ながら、それぞれのアイディアを下書きしていきました。
挑んだのは6枚の絵で作るアニメーション。雨がだんだん降ってきて止んで、また雨になる、というアイディアをつくる子。サッカーのかっこいいゴールシーンをループにする子。隕石がビルにぶつかって爆発する!というループをつくる子。親も子供も前に出て、できあがった作品をプレゼンする姿はうれしそうです。みんなで交換しあって、鏡の前でくるくる回して「動いてみえる〜!」と確認しあいました。
スタッフ側は、事前の準備検討で、子どもたちは何をモチーフにどうアニメーションさせるかでけっこう苦労するのではないか、お手本をもっと用意したほうがいいかも、という想定をしていました。でもそれは杞憂でした。子供も親も年齢にかかわらず、それぞれが自分の描きたいもの、動かしたいものをしっかり生み出していて、これは嬉しい誤算でした。
●子どもたち(と大人の)作品をまとめた動画: