元々は酒に弱い体質だったようだ(1)
2015/04/02
ワイン解禁後、初めてアルコール専門医の先生にカウンセリングを受けた。
豊見先生は、私自身が決めた月に2回しか飲まないという決まりをちゃんと守っているかと聞いたので
私は、守っている、しかし、その1回もそんなに飲めない、飲むとグラスワイン2杯目ぐらいでかなり酩酊し、ベロベロになったり頭痛がおきたりする、そして月2回のワインの日なら、その時は美味しく普通に飲みたいのに飲めない、
それどころか生活全般に於いて相変わらず元気が無いそしてワインを飲んでいた時はワインで満足だったから野菜とメインのタンパク質を食べればご飯やお菓子は食べなくてよかった。
しかし今は普通にご飯を食べたり甘いものを食べてしまうようになって太ったと思う、こんな風になったことが悲しいと言った。
豊見先生はまず、「月2回を守っているのは偉いですねぇ。」と言ってくれた。続けて「グラスワイン2杯なら適度な飲酒だと思いますよ。また久しぶりに飲んで飲めなくなったのなら、もともとあまり強い体質ではなかったのでしょうね」と言った。
そうなのだろうか。医学的にはそうなのだろうと他人の身体のことのように考えた。
「そうなのですか?」と聞くと先生は「そうです、強い体質ではないところに無理してお酒を注ぎ込んだために耐性ができて強くなったように感じていたのでしょうね」と説明した。
医学的にはそうなのだろう、と失望感と共にぼんやりと聞いた。
また私は先生に、お酒を大量に飲む友人たちから飲み会の誘いを受け、「もう前みたいに飲めない」と言って明らかに白けさせた話もした。
先生は「その人たちと付き合いを続けなければいけないですか?」
と、サラリと聞いてきた。私は戸惑った。
彼女たちは数十年仲良くしてきたいわゆる姉妹のように私のことをよく知っている友人で、大酒を理由に離れるなど考えられない。私は何と答えていいかわからず
「付き合いをやめるなんて考えられません」
「それに、そんな事を言っていたら多くの友人たちとつきあいを
やめなければならなくなりますよ、今は女性でも頻繁に大量に飲む人なんていくらでもいるのですから。」と言った。
みんな普通に飲んで楽しんでいるのにどうして自分だけがという気持ちが頭をもたげてきた。
カウンセリングに行くといつもこういう考えになる。