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飲まないのがノリが悪いなんて前世紀の考え方だ(1)

2016/03/19

また飲み会にノンアルコールで参加。

こちらもここ20年位の友人の女性たちの会。私と同じ中年女性たちだがやはりみんなよく飲む。本当に大量に飲む。

15人ほどのメンバーの3/4が大量に飲酒。60代に差し掛かったかと思われる人もいるが飲酒に関して全く衰えることがなく、もちろんアルコール依存症にもならず、身体もどこも悪くない。

全く飲まないのは私ひとり。

20年前、私はこのグループに少し遅れて加わったのだが、飲み会でワインをちゃんと飲んで楽しんでいたので「嘉殿(かどの)ちゃんノリがいいから」と面白がられてその後もよく誘ってもらえた。

私が2014年に断酒を始めるまで時々集まって楽しく飲んでいた。もちろん飲み会以外でも付き合いがあった。やはり皆いい人。素敵な女性たち。がんばって仕事をしている人が多い。

私は飲むつもりはなかったので同様に車で行き同じ地域のひと数人を乗せていった。3月にしては寒い日で同乗者にはありがたがられた。

店の料理は創作料理で和・イタリアンの他ワインに合うチーズなどもあった。

自分のことで驚いたことがある。私はカビのチーズをワインなしで心から美味しいと思えるようになったのだ。こんな日が来るとは信じられない気持ちだ。

私以外全員が飲酒。会合自体は本当に楽しかった。
2時間ほどすると、大量飲酒グループの3~4人がつぶれ始めた。

同じことを何度も言う酔っ払い症状はかわいい部類で、歩けない人、寝てしまう人が出始める。この飲み会はこうなる。吐く人もたまに出る。

中年女になってこんな風になるのはいやだなと思った。かつてわたしは寝ることはなくても楽しくて明るくなってギャーギャーうるさかった。

恥ずかしい。

ただ、大量飲酒グループと飲むとどのくらい飲んだかわからなくなる。
15年ほど前、私も突然気分が悪くなって深刻な事態手前まで行った。

今回本当に歩けない人の介抱をしていたのが大量に飲酒しても酔わない人だった。彼女は本当に強く、飲んでも顔色も言動も全く変わらない。

「こういう人にわたしはなりたい(雨ニモマケズ)」

と思っていた。ほんとうになりたかったのだ。

今でもなれるならなりたいという気持ちがどこかにあるのだ。

しかしなれなかった。酒の飲める飲めないは生まれつき決まっているから?


さて、次からが本題だ。

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