Chapter 4 再び断酒、体調悪化、病、そして減酒本との出会い
繰り返すがやはり自己流節酒は無理があった。
2014年まで15年ほどワインを飲み続け、ついに最悪の酔いに襲われてから、アルコールについて様々な関連サイトや本を読み、知識も少しは得ていた。
しかし、いざ自分の飲酒回数が増えるにつれ、だんだんと脳内報酬系に振り回されて上手く行かなくなった。
私は飲んでも家事・仕事はやっていて穴をあけたことはなかったため、最悪の酔いに襲われて苦しみぬいた日のことが「底つき」体験と言えるかは分からない。しかし、私は2度目の最悪酔いを経験した。これはある意味「再び底をついた」ということになるのだろう。
その後の飲み会は私一人ノンアル。最近は殆どの店にノンアルコールビールはある。そしてノンアルのドリンクも日に日に充実している。ソフトドリンクではないノンアル飲料だ。これには驚く。
そして「飲まない人がいるのはシラける」とは誰も言わない。そうした方々とは縁が切れたのだ。嘉殿さんは飲めない人なんだ、が定着している。
最初の断酒と比較すると全く苦しくない。
今考えると、月2回のみ飲酒可という大雑把な節酒では、その月2回を指折り数えて待ち、その日はここぞとばかりに飲んでしまう。ドーパミンフラ~~~~~ッシュ!もっとアルコールを!となっても仕方がない。
こんなことで「私は節酒に成功した」と言うつもりは毛頭ない。やはり科学的根拠に基づく方法でなければならない。それにこの先出会う・・・未来の自分より。
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