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【入社エントリ】スタートアップ×職種未経験。1人目経理の私が見つけた成長の鍵


自己紹介


Contrea株式会社で経理・総務を担当している原田です。
2024年2月に業務委託としてジョインし、同年3月から正社員として働いています。

趣味は読書と外出です。特に読書では、エッセイや小説、社会学系の本を読むことが好きで、休日には植物園や海、寄席など非日常な場所に行くのが楽しみです。

大学では社会福祉を専攻し、高度急性期病院内のがん相談支援センターにてソーシャルワーク実習を行い、社会福祉士を取得しました。新卒で社会福祉法人に入職し、認知症高齢者や障がい者の介護および調理を経験しています。
その後、一般の会社員を経験したいと考え、建設会社やイベントプラットフォーム運営会社で総務事務を中心にバックオフィス業務を幅広く経験してきました。

この入社エントリでは、私がどのようにして未経験の職種で成果を出してきたかについて書いていこうと思います。具体的には、職種に興味を持ったきっかけ、入社の経緯、直面した課題とその克服方法、働くうえで大切にしていること、そして実際に働いてみて感じたコントレアの魅力についてお話しします。

なぜ経理?職種に興味を持ったきっかけ


経理職に興味を持ったきっかけは、コントレアに入社する少し前にさかのぼります。
前職のイベントプラットフォーム運営会社で担当していたプロジェクトが終了。それに伴い退職が決まったため、転職活動をしていました。

転職にあたり自己分析をする中で、以下のことが挙がりました。

  • 新しいスキルを身に着けたい

  • 定型作業のなかで、規律性を見つけて、効率化のために工夫できること、情報を苦なく整理できることが私の強み

  • 退職の理由のひとつが業績悪化だったので、ただ与えられた目の前の仕事をこなすだけではだめで、会社のお金を動かしているという視野も必要だと痛感していた

これから身につけたいスキル、その中でも自分に合っているものをあれこれ調べて考えた結果、しっくり来たのが「経理」でした。

転職活動期間に簿記の資格をとり、経理実務についての動画や書籍を閲覧。
企業選びでは、即戦力としてこれまで携わった分野やスキルが活かせるかつ、新たに経理実務も積める求人をチェックするようになりました。

そんな中でコントレアに出会います。

入社の経緯

コントレアに出会ったきっかけ
wantedlyで経営企画室長の西尾からスカウトがきて、カジュアル面談したことがきっかけでした。その日のうちに代表の川端につないでもらい、晴れてコントレアの1人目経理として入社が決まりました。
朝にカジュアル面談を行い、夜には最終面接。応募〜内定の期間はコントレア史上最短だったそうです。

コントレアを選んだ3つの理由
理由1:オープンでフラットなカルチャー
上下関係や性別による立場や権力の差があるところは窮屈に感じてしまうので、それがないところで働きたいと思っていました。コントレアのホームページやメンバーが書いたSNSなどを見ると、入社年次や性別に関わらずメンバーが活躍していること、肩書で呼び合っていないことが分かり、ここで働きたいと思いました。また、情報がオープンであり、社内で知りたい情報は取りにいけることも魅力でした。

コントレアの3つのバリューのうち、1つは各自がオーナーシップをもつという意味である「go V flight」を、もう1つは巻き込み・巻き込まれるという意味である「Reach Hands」を掲げていることも、オープンでフラットを体現しており安心材料になりました。

コントレアは評価基準についても明確です。西尾とのカジュアル面談で聞いて驚いたのは、給与テーブルが社内に公開されていること。きちんと頑張ったらこれだけ金額が上がるんだな、と分かると頑張るモチベーションになります。いわゆる典型的な日本企業にある年功序列は、コントレアにはありません。全社共通の給与テーブルが存在していて、職種や積んできた経験をもとにグレードが与えられ、そのグレードに対応した給与が決定します。

理由2:医療や職種への接点
自己紹介でも書いたように、大学のソーシャルワーク実習は急性期病院で行いました。
実習先の指導者である医療相談室のソーシャルワーカーの方からは、メモを取らない(メモを取ることに集中するのではなく、話している相手に気持ちや目を向ける)、がん専門の相談室なので今日会った患者さんが数日後に亡くなり会えなくなるのはよくあるということ(これは介護職に就いて実感することになりました)、などを教えていただきました。
病院での実習内容は、指導者の方の業務の同行が主でした。毎朝の病棟の引き継ぎ、インフォームド・コンセント、患者さん家族との退院相談、患者さん自身の今後の生活相談など。救急搬送されてきた方のがんが進行していて気管切開になり、術前にあばれてしまったとご自身で話していたこと、民間の医療保険を解約したらがんが見つかったひとが多いことが印象に残っています。
結果として、他の仕事に適性を感じたためソーシャルワークの道は選ばなかったものの、働く側として病院を捉えることができたのは貴重な経験でした。
(ちなみに当時言語化が苦手で実習記録を書くのに毎晩苦しみ、眠さをとばすためにコーヒーを飲み始めたのがきっかけで、コーヒー好きな人間になりました。)

がん相談支援センターでは毎日同じように介護保険や在宅看護などの手続きの説明をしていました。「ソーシャルワーカーは毎日あらゆる患者さんに同じ説明をするが、患者さん側からすると1度きりの説明。だから丁寧に行う必要がある」ということを指導者の方から教えてもらっていました。
MediOSを知ったとき、ソーシャルワーカーの業務でも活用できたらいいなと思いました。

医療との接点は主にこの経験がメインです。
今思い返してみると、母が看護師、父が経理職でその両方の背中を見てきたのも今につながっているなと思います。

理由3:仕事の環境
前職と同じツール(Slack、Google Workspace、バーチャルオフィスGather※現在はMetalifeを利用、Hubspotなど)が活用されていたので、入社後すぐに動けるなと思いました。唯一あまり触ったことのなかったNotionについては、入社後にショートカットキーを覚えて、それから毎日の業務で触りながら機能を発見したり覚えていったりしました。
また、上記ツールが整っていることによりリモートワークにも対応していることも魅力でした。チームやメンバーにより頻度は異なりますが、私は週2回をリモートワークにしています。ワークライフバランスを大切にすることができています。

未経験でも成果を出す!入社して行ったこと


入社当初の私に密接に関わる業務課題として、「業務の資料を整備する」「経理を内製化する」がありました。
それぞれの課題解決のために行ったことを書いていきます。

課題1:業務の資料を整備する

コントレアでは、業務を行うための資料は基本的にNotionにまとめています。入社当初、私が担当する業務のあらゆることがテキストになっておらず口伝だったり、テキストにあったとしても情報が古いものだったりしました。そのため、まずはNotionに手順書を作成したり情報を更新したりしていくところから始めました。
作成にあたり以下を意識しました。

誰が見てもわかりやすいものであること

入社直後のメンバーや社会人経験のないメンバーも理解しやすいよう、専門用語やコントレア独自の言葉は噛み砕くことと、なぜこの業務をやるのか背景や意味を記載しました。

最新の情報であること

スタートアップあるあるだと思うのですが、業務の流れが昨日と今日でがらりと変わることもあるので、都度更新するようにしました。

引き継ぎ資料として機能し、誰が行っても再現性があること

手順書は、口頭で説明できなくても、「これを見ておけばわかる!」という粒度になるよう意識して作成しました。頭を使わなくても手を動かせばできるように、説明や図示を入れています。

分からないことは調べたうえで確認

バックオフィスで発生する日々の一般的な手続きなどは、インターネットで調べるようにしています。ただネット検索にも限界があるので、連携している社会保険労務士や税理士、在籍の長いメンバーに確認を行って明文化していきました。

課題2:経理を内製化する

コントレアでは創業時から経理業務を外注していました。私が採用された理由のうち一番大きなものが経理の内製化でした。まずは外注先から引き継ぎを受けて仕訳作業を実践し、資料を整えることに注力しました。
具体的な取り組みの順序は以下の通りです。

①Notionの機能をチェック
見出し作成や資料挿入などNotionの基本操作のうち、手順書作成に必要になるであろう機能を覚えるところから始めました。

②今ある資料を検索・収集し、必要に応じて新たに作成

外注先から引き継ぎ資料を受け取り、自分で理解しやすいようまとめなおしました。

③業務の流れや作業の締切を明確にする

経理実務は完全に0からのスタートだった私。外注先やメンバーと連携を行い、コントレアの経理って実際いつどんなことをするの?を認識するところから始めました。経理の外注先に作業スケジュールを聞いたり、お金まわりに関わる経営企画室メンバーに、いつ仕訳ができていれば他業務がベストタイミングで作業できるのか等を確認しました。

④実務に取り組み、資料の精度を高める

実務に取り組んだ結果得られたことや未記載の情報を手順書に反映し、資料の精度を高めました。具体的には、会計ツールの操作手順や、経理関連ツールやお金の流れがどこにどのようにつながっているのかなどを更新しました。
内製化することで、経費の使い道が見えて内訳を正しく仕訳したり、遠回りしていたり曖昧なまま行っていた作業を早く・正確に行うことができるようになりました。

働くうえで大切にしていること

基礎は十分に準備する
これまで新しい仕事に取り組むときは、そのつど業務に必要な資格取得や学習、ツール操作の確認をしたうえで実務で生かしてきました。そうすることで、いつも人より少し早く成長することができたと思います。入社後、経営企画室長の西尾になぜ私の採用を決めたのか聞いてみると、「業務に必要な学習をする」からだそうです。そこを評価してもらえて良かったなと思います。

レスポンスは早めにする
Slackで業務依頼が来たとき、1次対応だけでもスタンプなどで反応するようにしています。単純に業務を溜め込むと処理しきれなくなるのもあり、依頼が来たらなるべくその日のうちに対応するようにしています。時間が必要なタスクはあらかじめ予定をブロックして取り組むなど、優先度を付けて対応しています。

タスク管理を徹底する
Slackの「後で」の機能と、Notionのタスク管理テンプレートを日々活用しています。

Slackで依頼されることが多いので、忘れそうなものや時間がかかりそうなものは「後で」に保存。数日単位の大きなタスクや毎週定期で行うものはNotionにタスク管理カードを作成して管理しています。
注意として、タスク管理自体に時間を割くことがないように心がけています。

Notionタスク管理テンプレート 終わったタスクも見返せるので便利https://www.notion.so/ja-jp/templates/tasks-and-issues

実際に働いて感じたコントレアの魅力

入社して約半年、私が感じているコントレアの魅力は3つあります。

魅力1:成長の土壌がある
入社を決めた理由として評価基準が明確だったということは書きましたが、実際に働いてみて実感したことがあります。自己裁量が大きいということです。
成長する=研修が手厚い、と思いがちですが、スタートアップなのもあり不十分なところがあります。自分で課題を見つけ、じっくり調べる、壁打ちをする、アウトプットしながら磨いていく。そういうプロセスに時間を割ける環境が、私自身の成長につながっているなと思います。圧倒的称賛文化なので、未熟な状態でも前向きなフィードバックをもらえるところも成長の土壌だなと思います。

魅力2:コミュニケーションが活発
入社後はメンバーとの1on1があり、お互いを知ることができます。日頃の業務でもチームを超えてやりとりが活発なので、どのメンバーに対しても声がかけやすく、風通しが良いです。
対面を大切にしているので、リモートワークであってもバーチャルオフィスやzoomなど基本カメラONでお話することが多いです。

「心理的安全性」という言葉をコントレアのSlackで目にすることがあって、日頃から「何を伝えても大丈夫」という空気が醸成されています。それは決して馴れ合いや友達感覚ではなく、それぞれがプロフェッショナルとして、得意や特性を生かして動いていることが前提です。

コントレアではSlackのスタンプをたくさん押す文化があり、人的資本開示によると2023年度に押された総スタンプ数は約19万回とのことです。フルリモートだった前職でもSlackを使っていましたが、この文化は無かったので良いカルチャーショックでした。

魅力3:人が良い
コントレアでは「素直な人」「いい人」を採用しているといいます。その言葉どおり、話していてきちんと目が合う、Slackで丁寧かつ的確な返信が来る、そういったちょっとしたことにメンバーの良さ、過ごしやすさを感じます。
カルチャーがしっかりしているのに内輪だけの雰囲気にならず、新しく入ってくるメンバーに対してウェルカムなところも好きな点です。プロダクト愛が強いメンバーも多く、その愛についてはメンバーが他の記事で沢山語っています。

さいごに


最後に、これからコントレアで私が取り組みたいことについて書きます。
入社して約半年が経ち、経理業務の内製化や業務の効率化に取り組んできました。
会社のミッションは「医療にかかわる全ての人に安心を。」であり、資金調達や売上の追求だけではなく、医療にかかわる人々に安心を届けることを前提にした戦略や計画を立てています。

経理や総務といったバックオフィス側の人間がこのミッションに対してできることは、戦略が前に進むよう経営に対する知識を深めて生かしていくことだと考えています。

経理面では、最低限の作業は内製化できたものの、税務や年次決算関係は外注している状態です。また個人としては、予実管理や資金調達について理解度が深まるのはこれから先のこと。そのため将来は会社の会計全体の部分も関連づけて考えたり担当したりできるよう、さらに深く経理知識を習得し生かして、会社の財務面の精度をあげていくことが目標です。

総務面では、従業員の働きやすい環境づくりを推進し、メンバーがより生産的に働ける環境を整えていきます。

この会社で社会課題の解決に貢献していけることが今から楽しみです。
ここまでお読みいただきありがとうございました!

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