「神」に挑むプロジェクトは後半戦へ
早いもので、7月になりましたね。
「神」に挑むプロジェクトということで、以前こちらの記事でご紹介した、フランチェスコ・ダ・ミラノ(1497~1543)のリュート作品の演奏動画を、週2回の頻度で出していくチャレンジも、元旦から初めて今週で、ちょうど折り返し点を迎えました。
全部で104の演奏動画が公開される予定になっているので、今週の火曜日に出た第52番目の動画で、全体のちょうど半分が終わったことになります。
そして、後半戦最初の第53番目の動画が、昨日の金曜日に出たばかり。
↑ 第52番目の動画(リチェルカール [Ness 49番])。
今回の収録に際して初めて取り組んだ曲ながら、すっかり好きになりました。
実は、この企画のための録音セッションは、残すところあと2回。
しかも今月半ばに終了する予定なので、あとはひたすら動画アップのための編集作業が続きます。
「もう一息だぞ、頑張れ!」と、自分に声をかけてあげたい気持ちです。
どうか読者の皆さんも、応援よろしくお願いします。
(まだの方は是非、こちらからチャンネル登録を!)
各動画へのコメントもですが、いくつかの方面から嬉しい反応をいただいています。
まずは、英国リュート協会がこの企画に興味を持ってくれて、協会のYouTubeチャンネル上で、ダイジェスト動画を載せたいという申し出があり、それまで公開した中からいくつかの動画を提供させていただきました。
(しかし、データの転送容量の関係で、元の動画に比べ画質・音質ともに落ちてしまっているので、できれば私のチャンネルから一曲ずつご覧下さい!)
さらにドイツリュート協会も、最新の会報で私のプロジェクトのレビューが載ることになっています。レビューを書いてくれたのは、動画が上がるたびに毎回チェックしてくれている、音楽学者兼リュート奏者のドイツ人。
そして私自身も、日本リュート協会の会報への、このプロジェクトに関する記事の執筆を依頼されました。
全曲の録音が終わった時点で、振り返りの意味も兼ねて書くことになると思います。
今回の挑戦を思い立ったきっかけや、行動に移すに際しての資料の選び方、楽器の選び方、その他いろいろな「プロジェクトの裏側」についても書くかもしれません!
それでは、2021年上半期にアップした動画の中で、個人的にお気に入り曲を5つ、ご紹介させていただきます。
これらはみな、フランチェスコ・ダ・ミラノのリュート曲を初めて聞くという方にも、お勧めしたいものばかりです。
そして、以前の記事でも紹介させていただいた、この曲はやはり外せません!
↑ お気づきのように、この曲は動画そのものにも「特別」感が漂っています。実はこれを含めてあと2曲、いわば「特別な曲」があって、同じくプロのエンジニアに依頼して収録したものが公開される予定です。
リュート音楽愛好家の方には、それがフランチェスコ・ダ・ミラノのどの曲なのか、いつどのタイミングで出るのか、など楽しく想像しつつ、お待ちいただければと思います。
では、後半戦も引き続き頑張ります!
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