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頑張ることが怖い、ということ。

2021/4/30 ドラマ記録no.35「コントが始まる」
ー第3話 孤独な夜に救いとなるのは…。 ー

先ほど放送されていた、このドラマ。
有村架純ちゃんのセリフがとても心に残ったので、
録画しているものを巻き戻しながら、
文字起こしして、まとめてみました。

長セリフだったから、凄いな…と思いつつ、
この言葉の深さに、辛い過去の真実を知ることができて、
架純ちゃんの演技に見入ってしまいました。

今日は、そのセリフをまとめていきます。


心のうち。

自分で言うのも変ですけど、言われたことは一生懸命やるタイプなんです。同じ部署の中で、取引先とトラブルが発生した案件があって、
困ってるから助けてほしいって言われて、
私のできる範囲内で協力しました。
そしたら、その取引先の苦情が直接私に来るようになって、
いつのまにかその問題の最前線に立たされていました、
みんな、お前に任せた、お前しかいない、感謝してるって、
口では言うんですけど、気がつけば、
そのトラブルの責任を私1人が背負わされている状況になってて。

私が投げ出した時点で、
苦しい立場に追い込まれる人たちが明確に分かっていたんで、
言えませんでしたね。
でも、1番きつかったのが、その責任を押し付けてきた人たちが裏で、
トラブルの原因を全部私のせいにしてて。
いつのまにか社内で、完全に孤立しちゃってて。
付き合っていた人のこともそうなんですけど、
私が頑張るからダメなのか、頑張り方が間違っているのか、
もう何が何だか分からなくなっちゃって。
で、ようやくトラブルがひと段落したタイミングで、辞表を出して、
エレベーター降りて、外に出て、立ち飲み屋で昼から浴びるように
お酒飲んで、酔い潰れて、また公園で飲んで。
夜中、家に帰る途中に、パソコンもスマホも入ったカバンを、
川に投げ捨てて、そこから1ヶ月間家から一歩も出られませんでした。
もしつむぎが、うちに来てくれてなかったら、
今頃どうなっていたんでしょうね。

まあ、今はようやくバイトができるくらいまでには回復したんですけど、
正直、今でも頑張るのが怖くて、手を抜けるところは抜いてるんです。
もう、頑張って傷つくのが怖くて

でも、さみしいんですよね。
何かを頑張ろうってする気持ちを抑える日が来るなんて思ってなかったし、頑張らなくていい方を選択したこともなかったんで。
こんなはずじゃなかったのにな、って。


頑張ることが、トラウマになっている。

不思議な子だなって思っていましたが、
こんな過去があったなんて、今日の放送は、少しだけ衝撃的でした。

頑張りたいけど、その頑張りで自分を苦しめることになるなら、
それなら最初から頑張らない道を選んだ方がいい。

私も頑張ることが怖くなった時期があったし、
そのこと自体がトラウマにまではなっていませんが、
それでも、その気持ちが少しだけ分かる気がするので、
自分と重ねて、そんな辛いことはないな…と聞いていて苦しくなりました。

このドラマは、刺さる言葉が沢山出てきます。

夢を追いながらも、
世間体を考えて、踠いて足掻いて頭を悩ませる若者の姿が、
一度倒れたけど、それでももう一度ちゃんと立とうとする若者の姿が、
登場人物と自分の年齢が近いからか、
会社員ではなく、個人事業主として仕事しているからか、
何かとやっぱり、自分に重ねてしまうところがあって。

まだ3話なので、物語がどのように展開していくのか、とても楽しみです。

きっと、この世界で若者が、しっかりと、ちゃんと、ゆっくりと、
生きていくためのヒントが隠されている気がするんです。


おりょう☺︎



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