
答えはそれぞれ違うけど、法廷は1つの真実を明らかにする場。
2021/5/3 ドラマ記録no.36「イチケイのカラス 5話」
ついさっき、放送されていた月9ドラマ。
今日は第5話でしたが、
その中で心に刺さった印象的な言葉があったので、
記録のためにここに残しておきます。
イントロダクション。
型破りなクセあり裁判官・入間みちおと超堅物エリート裁判官・坂間千鶴
――性格も価値観も事件へのアプローチも全て真逆の二人が
運命的な出会いを果たした時、
難事件の裏に隠された真実が明らかになっていきます!
笑いあり、涙あり、サスペンスありの爽快リーガルエンターテインメント!
主人公・入間みちおは、絶対に冤罪を生むことの無いよう、
自らの足で現場検証を行い、
事件の真相を明らかにしていくという異端な刑事裁判官。
ひげを生やし、服装はカジュアル。ゆるい空気をまとい、
とぼけた発言をすることもしばしば。
お堅い裁判官のイメージとはほど遠いですが、しがらみや偏見、
先入観に一切とらわれない自由な観察眼と、
徹底的に調べ上げる探究心を持ち、
弁護士団や検察官たち両方から恐れられているクセ者です。
そして、そんな入間みちおと真逆タイプの裁判官なのが坂間千鶴。
男性社会の法曹界において若くして特例判事補(※)になった
優秀な女性です。
東大法学部出身で将来を約束されたエリート中のエリートですが、
冗談が全く通じない堅物なタイプで、
「裁判官が的確かつ速やかに事件を処理することで日本の治安が
維持されている」と強烈に自負しています。
みちおの仕事スタイルは全く理解ができずイライラが募るばかりで……。
初めこそ反発してばかりの坂間でしたが、
事件をただの“案件”ではなく“一人一人の人生”として扱う
みちおの信念に気づいたとき、
「判決を下すだけではなく、裁判官として何ができるのか」という
問いに直面することになります。
コメント。
プロデュース:後藤博幸(フジテレビ第一制作室)
「有罪率99.9%-そこに関わる検事や弁護士がドラマで
描かれることはよくありますが、
その判決を下す刑事裁判官にスポットライトがあたることは
意外とありませんでした。
今回は、正しい判決をするために奮闘する裁判官たちのその様を、
笑いあり、涙あり、サスペンスありでテンポよく描きます。
法廷には魅力的なキャラクターが多数登場しますが、
中でも、竹野内豊さん演じるみちおの、
常識を覆してでも真実を追い求める超マイペースな様、
黒木華さん演じる坂間の、
冗談の全く通じない堅物エリートっぷりは要注目です!
5話で刺さる言葉。
何が正しくて、何が間違っているか、その答えは人それぞれ違うからね。
でも、真実は1つ。法廷はそれを明らかにする場。
そして、僕たちは人の分岐点に立ち会う仕事をしているんだよね。
あ、そうか。だからこの仕事、僕好きなのかもな。
どうするかは、君が決めれば良い。
白鳥の湖のオデットは、悪魔に呪いをかけられて、白鳥に姿を変える。
そして、呪いが解けずに、最後命を絶つ。
あなたは馬場恭子さんに踊り続けるよう、
知らず知らずのうちに呪いのようなものをかけていたのかもしれませんね。ただし、白鳥の湖には別のラストもありますよね。
呪いが解けて、幸せになるハッピーエンドも。
どちらになるかは、これからにかかっていると思いますよ。
ドラマが終わって。
裁判官とか、法廷とか、
法に関わるお仕事をされている人って、難しいなって思います。
罪に対して、ヒトが調べて、判定して、判決を下す。
でも、多分、人の数だけ罪の数ってある気がするんです。
その数えきれない罪に対して向き合わないといけない、
法のお仕事は、きっと色々な意味で難しいだろうな、って思うんですよね。
今日の放送は、書記を務めている仲間が、
仕事とプライベートの境で奮闘する姿が描かれていました。
正解が何か、間違いが何か、それは人によって違うもので、
でもその真実を導き出して判決を出すのが裁判官のお仕事で、
間に挟まれながらも、
その中でも自分がすべきことを貫いた様子がとても印象的でした。
呪いが解けるか解けないかも、これからの自分次第。
ドラマを沢山見ていると、本当に学ぶことだらけです。
人って、一生のうち、どのくらいの職業に就くのか、
たかが知れていますが、
ドラマを通して、私は数々の仕事を見ているのかな、とも思います。
本当の現場は絶対違うものだけど、
その職業に就いている人が何を考えているのか、
何を思いながら、日々を過ごしているのか、
そういうカケラみたいなものは、
きっと、ドラマに反映されているんじゃないかな、って。
これだから、ドラマって面白いんです。やめられない。
趣味と言いつつ、多分これは「癖」であり「特技」でもあるのかな。
おりょう☺︎