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いざという時のために:日常生活を支え、非日常を守るプロダクト開発
「想定外」はいつでも私たちを襲います。
2024年1月、私は石川県に帰省していました。元旦、これからおせち料理の準備を始めようかというとその時です。
石川県能登での震災のように、平和な日常が一瞬で非日常に変わることがあります。幸い、帰省先は大きな被害はありませんでした。
現在、私は防災関連のプロダクト開発に携わっており、ちょうど県の防災関連プロダクトを触ったり、テレビの情報を見たり、ネットで調べたりと情報取得に務めました。
その時ふと思ったことが、
「いま作っているプロダクトは本当は使われないことが人々にとって幸せなのでは?」という疑問点です。
私は10年以上のプロダクト開発に携わってきています。求人サービスなどのマッチングサービス、ECサイト、メディア開発、toBのSaaSプロダクト開発など、現在はフリーランスのPMとして活動しています。
消費者として感じる日常の悩みを解決することや生活がより快適で便利になるようtoCプロダクトでは意識をしており、一方、ビジネスの世界で直面する課題、企業の業務をスムーズにし、もっと効率的でやりがいのあるものにするためのソリューションを考えるtoBプロダクトという意識で日々プロダクト開発に取り組んでいます
一方で、
今回のような緊急時、非日常でのプロダクトづくりとはどんな意識で作れば良いのでしょうか?
簡単に理解できるインターフェース
すべての世代が使いやすいUI
文字サイズを含めたアクセシビリティの高いUI
単一操作で直感的な操作性
確実で迅速な情報提供
ネットワークが不安定な状況でも機能する設計
非常時のストレスを軽減(レスポンスの安定化、大量配信の遅延ない状態)
もう少し観点は多いのですが、
今までやってきたいプロダクト開発と共通点が多いことが見えてきました。
日常の快適さを提供するプロダクトが、非日常時にどのように役立つかです。非日常時のプロダクトは、通常使われることはありませんが、緊急時には重要な役割を果たします。日常での接点を通じて得られる情報やテスト結果が、非日常時のプロダクトの進化に繋がるのです。
日常と非日常の間で - プロダクトの役割
日常では目立たない防災プロダクトですが、緊急時にはその真価を発揮。日々の生活の中で「予防」と「準備」の重要性を教え、安心感を提供します。そして、災害意識を高め、コミュニティ全体のレジリエンスを強化する役割も担っています。
日常での小さなテストや改善が、非日常時の大きな安全へと繋がります。
私たちが開発するプロダクトは、普段は静かに存在していますが、いざという時には頼りになる存在となります。これは、日常の快適さと非日常時の安全を両立させる、私たちの仕事の核心です。
プロダクトマネージャーとして、私たちは、使われないことが幸せであるプロダクトを作りながらも、その存在が日常生活に安心と安全をもたらし、非日常時には最大限の効果を発揮するように心がけていきます。
さいごに、、関わりない取り組みですが、、日常と非日常がつながる取り組みですね。