突然ですが

己が関係するあらゆる出来事が、真っ暗な虚無の穴を塞いで誤魔化す為のものでしかない事に気が付いた貴方はSAN値チェックです。

その穴は今新たに生まれたものではなく、全ての人間の足元に最初からずっとあったのだと気が付いた貴方はSAN値チェックです。

個別の体験は不可逆にして共有不可能であり、自分はそれを知る前には戻れないし、他の人間にこの事を話そうとしても全く上手く伝わらない事に気が付いた貴方は―――……

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鬱になりました。


良くも悪くもこれは日頃の行いによるものだろうが、私が鬱と診断された事を聞いた人間の大半は、「鬱……?」と訝しむ反応であった。尚その中で、「ですよね」と反応した唯一の人間はそひかであった旨は書きおこう。

万事戯れとなり、しかし無価値が故録に楽しめもせず、惰性で続けたものもあるにせよ―――殆ど何もする気になれず、時間を持て余し続けた結果睡眠障害を招き、寝不足は容易にメンタルの悪化を呼ぶ。数ヶ月間毎日そうというわけではないが、数日調子が良くとも揺り戻しが唐突にやってくる為全く不安定である。順当にバイトに行くのが困難になり、最早やむなしと心療内科に行ったのが今日の話だ。バイト先への説明が必要だった為に最速で予約を入れられる所にした。あまりに早く予約が取れるとなると、本格的治療より流れ作業的な所なのだろうとは思うが。

取り敢えず薬を処方された。抗うつ薬のデュロキセチン、その副作用対策の胃薬モサプリドクエン、睡眠薬を兼ねた抗うつ薬トラゾドンの三種であった。どれも聞いた事はないが、そもそも薬といえば葛根湯ぐらいしか飲んだ事のないような私は他のものもよく知らない。まあ、気長に飲んでみるかねえ。

バイトは辞める事になるが、この後の動きについてはまだ詮議中だ。金もないし、これからどうなるのかねえ。


という報告でした。

然らば。

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