事前準備を怠ることなかれ
今回のテーマは、「事前準備を怠ることなかれ」です。
中途採用であれ、新卒であれ、新人さんに対する研修を実施する時は、事前の準備は、とても大切だとトレーニング担当者に教えています。
・今回の研修のゴールの確認
・押さえるべきポイント
・該当分野の予習
など、色々事前に準備することがあります。
そして、その事前準備は、本番直前まで手を抜いてはいけません。
研修にかかわらず、私が外部で講演する時も
「皆さん、こんにちは」と講演がスタートするまで、ずっと事前準備をしています。
事前準備をしていたのに、今でも思い出すと冷や汗が出るハプニングが起こってしまいました。
状況はこんな感じです。
ある大きなイベントでの講演日のこと。
〜開始1時間前〜
講師控え室で、関係者と情報共有したり、雑談をしながら緊張をほぐしていました。
たまたま席の隣が知り合いのある会社の執行役員であるTさんで、緊張の解し方について、
聞いてみました。
寺下:「これまでたくさん講演をされていますが、緊張のほぐし方で、いいものってないですかね?」
Tさん:「ないねー」
と笑顔でおっしゃる。
大舞台でたくさん講演されている方は、やっぱり違いますねぇ。
その後、控え室で、他の講演者と名刺交換をしたり、資料の流れのチェックを行っていました。
〜開始20分前〜
本番終了までトイレは行けなくなるので、済ませておきます。
いつもですと、このくらいの時間前にPCの再起動をかけておくのですが、その時は、準備を怠り、再起動しませんでした。それが、こんな結果をもたらすとは・・・・
〜開始15分前〜
いよいよ自分の出番のため、会場に行き、見渡してみると、非常に大きい会場であることに気づきます。
早速、PCをセッティングします。配布資料はないので、プロジェクターに映せれば問題ないのです。
1分間の動画も映す予定だったので、スタッフのサポートを受け、音声のテストも同時に行います。ここまでは、極めて順調です。
参加者が徐々に会場に入り始めますが、まだ座席としては6割が埋まっている状況です。
〜開始10分前〜
セッティングが終わり、PowerPointのページ送りをするレーザーポインターの動作を確認します。プロジェクターに既に映ってしまっているので、細心の注意を払って、最初の数ページを進めて確認。ここまでも全く問題ありません。
会場に目をやると、椅子が足りず、スタッフが椅子をどんどん追加していますが、なかなか追いつかないくらい来場者がセミナールームにどんどん入ってきます。
〜開始5分前〜
既にプロジェクターには、資料が映し出されているので、手元の紙資料で最終の流れを確認。
会場内に少しずつ緊張感と熱気が出てきます。既に満席で、まだ来場者がセミナールームに入ってくるので、更に椅子が増席されています。
ここでスタッフから私の耳元で衝撃の発言、「先生、講演は45分ですが、40分にして残り5分は質疑応答に当ててください」と言われる。
ダチョウ倶楽部の「聞いてないヨォ」が頭に浮かぶ。
45分講演と聞いていたのに。。。(延ばすのは楽なのですが、5分間を直前にカットするのは、ストーリーの関係上、意外と難しいのです)
〜開始3分前〜
資料の中で、ある部分を発見。平仮名になっていたもので、漢字に直した方が良いと思える箇所が1ヶ所見つかり、即修正しようとします。
平仮名でも問題はないのですが、資料の格式というか、セミナーの質が少しでも下がる気がして、修正しようと思ったのです。
事件は、そこで起きました。
何が起こったかというと・・・
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