入社したばかりの新人の不安を解消するコツ
今回のテーマは、「入社したばかりの新人の不安を解消するコツ」です。
あなたは、新入社員が入ってきた時、フォローを十分してますでしょうか。
採用難の状況下のもと、やっと採用できた新人社員が導入研修の途中や終了直後に「やっぱり辞めさせて頂きたいです。」と言って辞めていかれる場面は、どの企業でも多々見られます。
辞めていく理由を聞くと、
「想像していた業務と違っていた。」とか
「こんなにたくさんのことを覚えられない。」とか
「目標やノルマがきつい」とか
色々出てきます。
退職理由は、建前であることが多く、本心がどこにあるかは実は掴めていません。
しかし、折角、縁あって、入社されたのだから、1年いや、1日でも長く勤めてもらいたいと管理職の多くは思っています。
でも、辞められてしまうと、その人にかけた募集広告の費用、面接の労力、導入研修にかかったトレーナーの人件費やマニュアルなどの一式(書き込みなどがあって再利用できず)、トレーニングで抜けた既存社員のフォローにかかった労力、歓迎会の努力も全て泡と消えるのです。
以前、私は、ある部署に異動になりました。
異動先の部署は、ほとんど知らない人ばかりです。新しい環境、そして新しい仕事です。本来なら、ウキウキして会社に行くはずが、いつの間にか足が遠のく自分がそこにいました。
自分は、柔軟性や新しい変化に強いはずだと思っていたのですが・・・そうではありませんでした ^^;
前部署の在籍期間があまりに長すぎたのかもしれませんね。
なぜ、そのような気持ちになるのかについて、よく考えると、これは、まるで新入社員の入社と同じようなものだなとある時、気付きました。新入社員の気持ちが改めて分かったのです。
自分の異動を通して、入社したばかりの新入社員の不安を解消するコツ6つをご紹介したいと思います。
その1、声をかけてもらえると不安が和らぐ
特に会社で、同時に大量採用の場合は、同期が何人もできるので、問題ありませんが、1名、2名の少人数採用の際は、マメに声をかけてあげる必要があります。
ちょっと困っている感じが見て取れた時や寂しそうな表情を浮かべている時など、積極的に声を書けてあげると良いでしょう。
誰も知らない人たちがいる中に身を置くことは、新入社員にとって、苦痛な環境だったりします。
その2.初めての仕事は、ある程度、一緒に伴走してあげると安心できる
新人さんは、不安な気持ちでいっぱいです。不安の中、研修を受けたり、デビューをすれば一人で業務をすることになったりします。
特に新しい仕事は、緊張が走りますし、進め方はこれでいいんだっけ?とか、これくらいのレベルでいいんだっけ?と不安になります。例えば、お客様から電話である用件について「YES」か「NO」か聞かれた時に、ちゃんとメモを差し出してサポートしてあげるなどの配慮が必要です。
よく先輩社員は、「一緒にやりましょう」という声をかけたりします。しかし、声だけのことも多く、新人さんを不安に陥れる結果となります。
声だけでなく、実際に一緒にやってみることが大切です。
その3、1ヶ月くらいすると環境に慣れてくるので、1ヶ月以内は手厚くフォローすると安心
人により個人差があると思いますが、およそ1ヶ月で、徐々に環境にも慣れてきますし、会社の中での自分の立ち位置も見えてきます。
環境に慣れてきているかどうかを、リフレッシュルームでの他の社員さんとのやりとりを観察したり、新人さんの様子をベテラン社員やOJT担当者にヒアリングするなど注意深く観察したりすると良いと思います。
続いて、4つ目は・・・
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