笑っていいとも!で知ったアイスブレイクの大切さ

今回のテーマは、笑っていいとも!で知ったアイスブレイクの大切さです。

私は、研修の前に必ずアイスブレイクを取り入れています。

アイスブレイクとは、日本語で直訳すると氷を溶かすという意味です。どういう意味があるのかというと、例えば、導入研修を受講する新人オペレータさんは、研修ルームに入ると、とても緊張しています。

「教えてくれるトレーナーは、どんな人だろうか?」
「難しい研修かな?」
「覚えることいっぱいあるのかな?」
「私は、研修についていけるかな?」

などに思いを馳せながら、新人オペレータさんは、研修開始を待っているのです。
特にワークが中心の研修ですと、席がシマ状態(机を寄せ集めて、向かい合わせにしたりする配置)になっているので、余計に緊張します。

目の前の人を見て、勝手に
「目の前に座っている人はできる人だろうか?」
「私は、この人たちとうまくできるだろうか?」
「このグループで1日楽しく研修は受けられるだろうか?」
などと勝手な妄想をしているのです。

そんな心理状況の中で、急に導入研修を始めたり、業務知識を詰め込もうとしても、うまくいくわけがありません。

いきなり研修を開始しても、新人オペレータさんもすぐに研修モードに入れません。

ついさっきまで日常生活モードだったので、頭の切り替えができないのです。

なので、私は、アイスブレイクのワークをして、新人さんの緊張感を解してから、本格的な研修に入るようにしています。

私の主催する問題解決養成塾SV研究会の中では、毎回、何かしらのアイスブレイクのワークをやっています。
ペーパータワー、5分間テスト、1分間プレゼン、電車は待ってくれないとか色々です。

私が研修でアイスブレイクとして使用するワークをどれくらいの数を持っているかというと、30くらいです。


コミュニケーションやチームビルディングを鍛えるのに適しているタワー系のワークだけでも、ペーパータワー、マシュマロタワー、ストロータワー、新聞紙タワーと複数あります。

SV研究会では、同じ会社から続けてエントリーされるケースも多いため、ネタバレしないよう、手を替え、品を替え、やっています ^^;

私の場合は、単にやるだけでなく、データを取って蓄積していたり、時には、小学生や幼稚園児にやらせたりもして、SVとの結果を比較したりしています。実は、裏側で色々研究しているのです。

研修には、アイスブレイクが大切だなと思って毎回やっていますが、やるようになったきっかけは、あるテレビ番組がきっかけでした。

その番組とは・・・・
そう、お昼の人気番組だった「森田一義アワー 笑っていいとも!」です。

あなたも一度は、ご覧になったことがあると思います。

番組は終了してしまいましたが、放映当時、センターのリフレッシュルームでも、ランチ時間になると、よくこの番組がお昼になると流れていました。

あの番組は、初回放送日が1982年で、最終回が2014年3月31日と約32年も続いた長寿番組でした。

以前、一度だけ、笑っていいとも!を生で観てみたいと思って、観覧希望の往復はがきを出したことがあります。


競争率も相当高いと噂で聞いていたので、当たるワケがない!とあまり期待していなかったのですが、郵便ポストを見てびっくり。な、なんと整理番号4番で当選したのです。

さて、観覧当日の様子を実況中継してみましょう。

10時30分に新宿アルタ前に集合です。

笑っていいとも!は、フジテレビ系列の番組ですが、お台場にあるフジテレビ本社ではなく、新宿アルタスタジオ(JR新宿駅すぐ)での収録です。

まずは、集合すると、本人のなりすましを防止するために免許証などで、本人確認が厳格に行われます。
そして、整理番号順に非常階段で7階まで上がります。

さ、エレベーターでと思っていると・・・
な、なんと階段で7階まで移動。

「!!!」

階段も暗くて、狭く、また夏でしたので、7階までは、なんとも、きつい。。。
しかも、非常階段のため、クーラーもついておらず。。。あ、暑い!

他の観覧者からも「えっ、もしかして・・・まさかの階段?」とため息が漏れます。

11時40分頃まで非常階段で待機です。


そして、放送が始まっちゃうんじゃないかと思っていたところで、いよいよスタジオに入場です。想像していたより、とても小さなスタジオで、こんな所に150人も入るのかなと思ったくらい小さなスタジオだった記憶があります。小さな木の箱が並べて置いてあるのですが、それが観覧者の椅子になっています。

時間もないので、スタッフがテキパキと座席を指示していきます。100人のうち1人を当てる1/100アンケートがあるため、女性観覧者には、スイッチが手渡されます。

私の席は、なんと、整理番号順なので、ほぼ最前列。

全員が着席した11時50分過ぎ、前説が始まります。前説は、観覧のマナーなどを説明することで、映画でも本編の前に観覧マナーに関する動画がありますね。あのようにTV番組の場合も、観覧者がいるときは、前説が行われます。

私の時は、お笑い芸人ではなく、スタッフさんでしたが、場の盛り上げ方が非常に上手いのです。

どんな風に上手いかというと・・・

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