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オンライン研修のコツ

コロナによる緊急事態宣言もあり、企業でもオンラインで研修が行われ、学校でもオンライン授業が行われることが多くなりました。

一方、講師や先生は、オンライン研修に慣れているわけではありません。

オンラインで研修をやる際のコツを何回かに分けてご説明したいと思います。

まずは、使用するツールです。

私がこれまで数多くの研修をやってきましたが、ほとんどがzoomです。セキュリティの問題からteamsでやる企業やmeetを使ってやる企業もありますが、少数です。

実は、機能的には、違いはほとんどない状態になりつつあります。どのツールもバージョンアップを繰り返し、良い部分を真似ているからです。


今回は、zoomとteamsの違いについて、ご説明したいと思います。

詳細は、表をご覧ください。

ただ、講師側のコントロール力、つまり、使いやすさからすると、依然としてzoomが一歩リードしています。

それは、teamsだと講師側でコントロールできないことがいくつかあるからです。

1、小部屋でのワークショップ

小部屋に入って、グループで討議などさせる研修でないのなら、全然問題ありませんが、小部屋でグループワークなどやろうと思うと、teamsは、受講者側で、どなたか一人に小部屋を開けてもらい、その後に予め決めたグループの小部屋に受講生に入ってもらうという作業が必要となります。その点、zoomは、講師側で全てできてしまいます。また、teamsで運用する場合には、グループをいくつかに分けておくなど事務局側での事前の準備が必要となります。

2、タイマー機能

小部屋でグループワークをしてもらう時、zoomは、タイマーセットすることができます。受講生側も画面上で残り時間が見えているので、やりやすいです。そして、zoomが何より優れているのは、タイマーの時間が過ぎた時の対応です。時間の延長もできますし、小部屋を自動的に閉めてしまうこともできます。一方、teamsの場合は、講師側ではコントロールできないため、事前に受講生にメインルームに戻ってくる時間を予め伝えておく必要があります。タイマー機能がないのです。

3、グループ決め

zoomの場合は、講師側で受講生のグループを決められますし、自由に変更も可能です。一方、teamsは、予め受講生のグループを作っておき、受講生に知らせておく必要がありますし、途中の変更もできない訳ではないですが、面倒です。この点でもzoomは使いやすいです。

大きな相違は、上記の3点なので、その点さえ、理解できれば、どちらであっても対応は可能ですし、普通に研修自体はできると思います。



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寺下薫
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