
交渉術
今回のテーマは、交渉術です。
センター内での交渉場面とは
SVがセンター内で交渉する場面は結構あります。
・お客様からのクレーム対応の時
・オペレータさんにシフトの調整をお願いする時
・他部署のメンバーと打ち合わせをする時
・センター長に企画提案する時
など、色々な場面で交渉することがあります。
交渉が苦手な理由
交渉する機会が多くある一方、「交渉するのは、ちょっと苦手だなぁ。。。」と思っているSVも多いことでありましょう ^^
それは、交渉して、うまくいかなかった時のことを考えてしまうからだと思います。
・オペレータさんに残業のお願いをして断られたら、どうしよう
・センター長に出した企画が「NO」と言われたらショックだな
・交渉ごとがうまくまとまらず、暗礁に乗り上げてしまったら、この先どうすればいいの?
など、自分の頭の中での妄想が広がる訳です。
その結果、交渉するのに躊躇したりします。
交渉術2つのポイント
今回は、交渉の際、うまく進めるための秘訣を2つほど、ご紹介したいと思います。
まず、1つ目です。
さて、早速、問題です。
夜勤のオペレータさんが風邪を引いてしまい、急遽、別のオペレータさんに夜勤のシフト(夜9時から翌朝9時まで)に入ってもらうようお願いしなければならなくなりました。オペレータさんに夜勤のお願いをする時、どちらの言い方の方がOKをもらえそうでしょうか。
ア)あなたに入ってもらいたいシフトは、実は夜勤だけど、時給が高いんだ。
イ)あなたに入ってもらいたいシフトは、時給が高いんだけど、実は夜勤なんだ。
さあ、どちらでしょうか。
実は(ア)の方が好印象です。
人は、最後に得た情報に影響を受けやすいからです。
マイナス面とプラス面
物事のプラスとマイナス、伝えなきゃいけいない情報が2つある場合はマイナス面を先に言うと交渉が通りやすくなります。
相手の記憶に残したいプラス面は後に言うことで、良い印象を与えることができるからです。
これは、意識しないとできませんが、できるようになると、交渉ごとが楽になります。
クレーム対応など、お客様とのやりとりでも使えそうですね!
企画提案時の交渉術
2つ目は、企画提案する時の交渉術です。
あなたは、何としても通したい企画があります。決断力のないセンター長に提案して、企画を通すにはどうすれば良いでしょうか。
多くのSVは、承認して欲しいという思いで、「企画の賛否」を問うやり方で、センター長に持っていこうとします。
当然、センター長の意に沿わない企画であれば、NOと言われてしまいます。
しかも、センター内に波風を立てるような企画であれば、尚更です。
こんな時、どうするか。
宜しければ、サポート頂けたら嬉しいです。サポート頂いた費用は、SV研究会運営費に充てさせて頂く予定です。