上野俊治です。 やっぱり、「強み」とかいらないです。むしろ、ない方がいいです。
やっぱり、「強み」とかいらないです。むしろ、ない方がいいです。
コンサルやディスカッションの場で、質問・悩み相談を受けていると
ほんとに、多くいただく共通した悩みのテーマがあります。
それは何かというと・・・・
・自分には、強みや価値がない
・自分の強み、価値って何だろう・・・・とグルグル考えてしまう
という悩みです。
結論から言わせていただくと、
自分の中にある強みとか、才能とか、価値だとかそんなのいらないです。
これを読むと、具体的なイメージと勇気がわくと思いますので、
ぜひ、読んでみてください。
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■ここから本題です。
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『自分には、強みや価値がない』
『自分の強み、価値って何だろう?』という悩み。
ほんとに、これで悩んで、悶々として、夜も眠れず、昼寝して、
止まってしまっている人が多すぎだと思いました・・・。
自分自身の価値とか強みとか才能とか、そんなのなくていいです。
もちろん、
「もう、10年以上、この分野の研究をしています!
実績や経験があります!」
というレベルの専門知識や独自の技術、
分厚い経験量を持っている人ならそれは、本当に強みです。
それを軸にして展開すれば、いいと思います。実際、そういう人は、ブレイクしてます。
しかし、これまで特に何の専門分野の積み重ねもしてこなかった。
実績もない。売り物もない。
こういう人のほうが、ほとんどではないかと思います。
僕もそうでしたので。
おまけに、「チビ・デブ・ブサイク」
という三重苦・・・。
それに、2浪して大学に入ったというバカ・・・。四重苦です。
もう、コンプレックスのグレイテストヒッツ盤です。政府から「コンプレックス多すぎ助成金」をもらってもいいくらいの可哀想な具合ですよ。
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■じゃあ、どうすればいいのか?
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結論から言います。→『プロデューサー』になればいいんです。
「チビ・デブ・ブサイク」で「二浪のバカ」でもなれます。
”市場に通用するレベル”の強みがない人は、「強い人」や「強いプロダクト」を見つけてプロデュースすればいいんです。
必要なのは、『何を実現させたいか?』というゴールのほうです。
そして、ビジネスとして成立させるということであれば、それがどれくらいの「市場価値」を持つものになるのか?どれくらいの「需要」があるのか?
ということを判断する『目利き』ですかね。
自分自身にそれを実現させる直接的な技術がなかったとしても、
その技術や能力を持っている人を探してきたり、その価値を生み出す材料を探してきたりしてビジネスになるように組み立てていけばいいんです。
「監督」や「プロデューサー」になればいいだけです。
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なにをかくそう、わたくしも、『プロデューサー型』で
起業デビューしたんですよ。(そして、今も、ずっとやってます。)
18年前、僕は、今でいう「IT系」のアプリケーション開発会社として
起業デビューしました。
しかし、当時、僕自身に、すごい天才的なプログラミングスキルが
あったわけではないんです。
すごいプログラマーを見つけてきて僕が考えたアプリケーションを
開発してもらって、企業に売ってただけなんですよ。
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■そのときの話を回想シーンとして話します。
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<回想シーン ここから↓>
むかーし、むかし、今から約18年前の話です。
【上野とプログラマーの会話】(※超・簡略化して書いてます)
■上野:
こういうアプリケーションのアイデアを考えたんですけど、
作れますか?作ると見積りは、いくらになりますか?
■プログラマー:
そうですね~、100万円もらえれば余裕かな~
■上野:
じゃあ、これを僕がいくらで売ってきても文句言わない?
■プログラマー:
ぜんぜん、いいですよ!100万円もらえれば御の字です!
■上野
じゃあ、売ってきまーす!
↓ 営業先に移動
【上野と営業先の会話】(※超・簡略化して書いてます)
■上野:
これこれ、こういうアプリケーション欲しくないですか?ちょっと、このデモ版をごらんください。たとえば、こんな風に使えると思うんですよ。
でも、これ、たぶん、他の会社の技術では作れないと思います。
■営業先の人:
わ!これ、すごいです!欲しいです!いくらですか?
■上野:
いくらくらいだと思いますか?
■営業先の人:
うーん、200万円くらいでできたら嬉しいな。
■上野:
じゃあ、200万円でハンマープライス!
■営業先の人:
ほんとですか!やったーー!お願いします!
<↑回想シーン ここまで↑>
で、僕は、営業先から200万円もらってプログラマーさんに約束通り
100万円払って利益100万円をゲットしたんです。
僕がやったことって、めちゃシンプルに言うと、
(1)「こういうアプリケーションをつくりたい!」とアイデアを考えて
(2)そのアイデアをプログラマーにしゃべって、見積りもらって
(3)移動して、営業先としゃべって売っただけ。
です。ぶっちゃけ、これ、誰でもできると思うんですよね。
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さらに、僕は、他の同じような需要を持つクライアントを見つけ出して
同じように売っていきました。当然、一度、開拓した法人からは、リピートで何度も受注が増えていきました。
ちなみに、これは、その道10年以上の凄腕プログラマーだからこそ実現できるアプリケーションでしたし、
そういう競合不在のレベルの高い
アプリケーションだったからこそ、企業から受注できたんです。
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僕も一応、プログラミングはできたんですが、僕のレベルだったら、まず、実現不可能だし、その凄腕プログラマーには、絶対に勝てません。
強くないのです。強みにならんのです。市場では。だったら、その道10年の人に頼んで実現したほうがいいと思ったわけです。
もし、僕がそこまでのものを作ろうとすると10年かかると思います。(それ以上かな・・・)
そこまで待っていたら、いったい、いつ、ビジネス(収益)になるのか?
という話ですよ。
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多くの人が、気づかないうちに、頭の中で
『ビジネス = 自分のスキル、能力を売ること』
・・・という方程式になっていないでしょうか?
最近、カウンセラーとか、コーチとか、セラピストとかコンサルタントとか、そういう「自分の能力販売型」での起業が流行ってるんで、刷り込まれているのかもしれないですね。
そういう「自分の能力販売型」のビジネス以外にも、
ビジネスパターンは膨大にあるんですからね。
あくまでも、自分のスキルや能力を販売するビジネスに
こだわりがあるんなら別ですけど。
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自分が持っているものから、発想しないこと
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自分が持っているもの、できること(スキル、能力、価値)の視点からビジネスを発想してしまうと、その狭い条件の中でしか発想ができなくなってしまいます。
たとえ、スキル、能力、価値を持っていたとしても
そのスキル、能力、価値を求める需要や市場そのものがなかったり、
競争優位性があまり高くなかったりすると、その時点でアウトです。
最初から不利な条件でビジネスせざるを得なくなってしまいます。
(売れてない人って、ここがネックです)
そして、そこから身動きができなくなって苦しんでしまうことになります。
大事なのは、何ができるか?よりも『何を実現したいか?』なんですよね。
「こんなことを実現させたい!」の視点から考えたほうがいいよ、ということです。未来から先に考えるんです。
そのほうが、可能性の範囲が広くなりますし自由度が高くなります。
こういうやり方を僕は、『プロデューサー型起業』とよんでいます。
最後のまで読んで頂きありがとうございます。
今後もあなたのお役にたてる記事を投稿していきますので
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では、また