日本のために自分の健康のために主食はお米とフワフワの米粉食パンに替えよう!
by CONSULTANCY M&K INC. USA Ayaka Murakami
写真は今までの米粉食パンとはまったくちがうほんのり甘いしっとりもっちりフワフワの食パン。しかも米粉100%と聞いて驚きました。日本のパンの神様と呼ばれる福盛幸一氏が、今はまだご自身手作りで一つ一つ確めながら焼き上げる日本一いや世界一の米粉パン。グルテン含有量は、アメリカ食品医薬品局が2013年8月にグルテンフリー表示できる製品はグルテン含有量20ppm以下と規定した基準値の1/20、わずか1ppm以下だと聞いて、もうビックリ仰天しました。(工場分析結果:陰性;イムノクロマト法アレルゲン検査 )
米粉パンなので小麦粉パンとちがって水分量が多く冷凍保存してもまったく劣化しません。まとめ買いして重宝しています。どんな小麦食パンも超えた米粉特有の上品な甘さとしっとりもっちりとした食感にプラスふわふわ食パン。ついに夢の食パンが完成したという感想です。
一年の中、米国での生活が長い私にとっては信じがたい美味と食感とグルテンフリーなこの夢の食パンを日本のすべてのグルテンフリー健康志向の消費者と小麦アレルギーでおいしいパンを楽しめない消費者に届けようという企画を始めるというのを聞き、大いに賛同して投稿しました。
小麦粉(輸入)食パンを減らして米粉食パンを日常的に摂取する食習慣に変えるのは将来の認知症や成人病予防に繋がる自分自身の健康管理のためであると同時に、日本人の主食である日本米国内自給率維持に貢献することでもあり、更に今世紀に生まれて早々と1兆円市場に成長しつつあるグルテンフリー市場の日本市場形成にも繋がるということをお話ししたいと思いました。
平成3年11月農林水産省調べで、日本人1人当たりの米の年間消費量は1962年(S37)の118.3㎏をピークに減少を続け、2020年(R2)の消費量はピーク時の43%50.7㎏です。
米の消費量が減少したのに対して小麦の流通量は増加しました。平成3年9月の農林水産省調べによると小麦流通量は2016年(H28)から2020年(R2)年度の5年平均で合計570万トンです。(輸入小麦488万トン|国産小麦82万トン)
日本人1人当たりの小麦粉の年間消費量は2009年(H21)31.8㎏で、戦前は10㎏ほどだったのが戦後倍になり1960年代後半から70年代前半の資本自由化によるファストフード蔓延にも影響されて3倍超えとなり現在に至りました。
戦前まで主食だった日本米の摂取が減り、戦後、従来の古代小麦に比べて有害グルテン物質含有量が約10倍という現代小麦(モダンウィート;1960年代に現出した小麦)の摂取が増えたことによって遅性小麦アレルギーであるグルテン不耐症罹患者数が20倍に跳ね上がりました。
小麦アレルギーは人間が持つ消化酵素では分解できず体内に残留した小麦タンパク物質のカスが溜まって引き起こす自己免疫疾患であり以下のような症状が報告されています。
グルテン不耐症とは、急性小麦アレルギーよりも深刻な遅性の慢性小麦アレルギーのことです。急性アレルギーのように直ぐに症状が出るのではなく時間が経ってから出るので気づかない人がほとんどでした。潜在患者を含めて日本人の約1000万人がグルテン不耐症だと推計されています。グルテン不耐症の10人に1人が重症化してセリアック病になる可能性があるとされています。セリアック病は下図のように小腸の絨毛が消失して正常に機能しない不治の病です。
小麦粉の加工食品は以下の通りで3割以上がベーカリー製品に使われてます。
小麦粉食パンやその他のベーカリー食品摂取によってさまざまな健康被害を引き起こす有害物質であるタンパク質成分プロラミン物質の含有量を小麦と米で比較すると以下の通りです。
米のプロラミン物質であるオゼニンはわずか5%しか含まれていませんが小麦のプロラミン物質であるグリアディンは69%も含まれています。
小麦粉パンに比べて米粉パンがどれほど無害で健康的な食品かということが理解できると思います。
日本では主食用日本米の需要は現在ある水田全体の60%で賄(まかな)えるため国内自給率を下げないために残る40%の調整水田を活用する必要があります。
2008年(H20)、政府は当時の小麦輸入量約500万トンの10%に当たる50万トンの輸入小麦を10年かけて国産米粉へ替えようと計画しました。
米粉50万トンの原料となる加工用米を耕作するために必要な水田面積は約10万ヘクタールで、その分、調整水田の活用に繋がることになります。
2008年(H20)3月、「食料・農業・農村基本計画」が閣議決定され、10年後の2018年(H30)年度に米粉の生産量を50万トンにする計画がスタートしました。
しかし、下図の通り2018年(H30)の加工用米水田面積は5.1万ヘクタールで目標の51%しか達成されていません。しかもその後、2019年(R1)4.7万ヘクタール、2020年(R2)4.5万ヘクタールと減少しています。
原因は、政府の曖昧で中途半端な行政です。
欧米では政府が中心になってグルテンフリーに取り組み、それを取り上げてマスコミが報道するのを見て大多数の消費者が健康被害問題を周知することによってグルテンフリー食品を求める潜在需要が高まりグルテンフリー食品市場の形成が促進されています。
米国のFDA(アメリカ食品医薬品局)はグルテンフリー表示できる製品はグルテン含有量20ppm以下と定めました。EUでは更に厳しく規制されています。
その結果として欧米を中心に既に約6000億円のグルテンフリー市場が形成されており1兆円市場に向かって拡大を続けています。
しかし、日本におけるグルテンフリー市場形成は始まったばかりです。
食育後進国と言われている日本のグルテンフリー市場形成は欧米に比べて10年以上遅れています。
日本では、どのスーパーでもコンビニでも、いまだに、現代小麦粉(輸入小麦粉)を加工したシリアルやベーカリー製品や麵製品が無数に置かれて販売されています。いまだに、欧米では当たり前に目にする写真のようなグルテンフリーコーナーさえ設営されていません。米国の風景を見慣れている私にとっては改めて食育後進国日本を再確認した風景です。
福盛幸一氏の特許福盛シトギ米粉が完成してグルテンフリーな様々な米粉食品を製造できる可能性が大きくなった現在、政府企業が一体となって調整水田を活用して加工用米の生産量を増やし有害な輸入小麦をゼロにするための行政を実践するべきだと思います。
ということで、
『パンの神様が作った完全グルテンフリーのフワフワ米粉食パンを日本のすべてのグルテンフリー健康志向の消費者と小麦アレルギーでおいしいパンを楽しめない消費者に届けよう』というエムケーマート企画に賛同し参加します。
エムケーマートでは、送料をゼロに近づけるための工夫として、
『福盛ふわふわ米粉100%食パン』
を定期的に取り寄せたいという方々を募っています。一ヶ所にまとめて配送して送料(クール便)をゼロに近づけるために代表して荷受人になる方々を募っています。それぞれのコミュニティーでまとめて注文する方式を計画しています。詳しくは商品課へお問合せください。追って担当者からご連絡させていただきます。特に北海道・沖縄など送料が高い地域の方々の参加をお待ちしています。
追記2/17:『福盛ふわふわ米粉100%食パン』ご購入できるようになりました。ご購入はこちら
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